アフガン問題の突破口は、ナカムラ医師へのタリバンの尊敬
朝の国際ニュースで、アフガンの混迷を見た。ストリートの子供。
援助団体はまだ活動しているが、世界中で難民が多く、大変な状況だ。
実は日本はタリバンとの対話ルートを持っている。タリバンは、存命中から、アフガンで水路開発していた故中村哲医師を尊敬し、感謝を表明していた。インタビュー。
タリバンの誕生は、跋扈する軍閥に反対する市民と宗教学校の蜂起である。最初は英雄で、期待された。
だがイスラム法の厳格な適用、敵との争いの中での虐殺などで、変質してゆく。支援国はパキスタン、サウジで、スンニ派。イランとは対立関係だ。
もともとは普通人のあつまりで、極端な狂信者ではない。そこに希望がある。厳格さは、おそらく組織の維持の目的だ。新撰組のような雰囲気なのだろう。
だから日本人のインタビューに応じるし、基本的には国を良くしたい。そこに、希望がある。援助を通して距離を縮め、女性の教育、人権問題などは、時間をかけて解決をはかるといい。
まだ希望があるし、これからの語りかけ、対話の中で、窮乏状態にある市民も救われることを期待したい。