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「Self Space Dialogue」を始めます。クライアント募集のお知らせ

「すべての真実なる生とは、まさに出会いである」

マルティン・ブーバー「我と汝」(野口啓祐訳)

ここ数年、公にクライアントを募集しておりませんでしたが、これまで提供してきたコーチングサービスを再編成した対話(ダイアローグ)サービスを始めます。


はじめに

 便利なサービスやコンテンツはたくさんあり、自分の人生をより良くしてくれるもの、生きやすくしてくれるものなどで日常は溢れております。最近だと生成AIによる影響は非常に大きいですね。

ただ、よいサービスやコンテンツが増えたからといって、必ずしも人生が充実したり幸福度が上がったりするわけではありません。

一体なぜわたしたちは充実したり幸せになったりしないのでしょうか。

そこには、もしかしたら構造的な問題もあるかもしれません。

では、今わたしたちにできることは何でしょうか。

もうすでに自分のため、社会のため、地球のためにできることを行なっている人もたくさんいるでしょう。色々な事情からなかなか動き出せていない人もいるかもしれません。

今、自分は何を選んで、何を選んでいないのか。
どのような現実を織りなしているのか。
そもそも自分という存在は何なのか。

一旦立ち止まって、ゆっくり呼吸をしながら、自分の中に余白をもってみる。
その余白の中で、今の現実を生み出している自分や、自分との関係性に気づき、再構築していく。
それはきっと自分が望む未来へと繋がっていくはず。
そんな時間が「Self Space Dialogue」です。

Self Space Dialogueとは

 一言で表現するならば「対話(ダイアローグ)を用いた、成長と癒しをもたらす自分自身とのパートナーシップの再構築プロセス」です。ただし、これ自体を目的とするわけではありません、あなたの希望と願いによって様々な形へと変えるでしょう。なぜなら、このプロセスはあなたにしか表現できない、あなただけのものだからです。


ところで、みなさんは自分のためだけの時間をどれだけ取れているでしょうか?

目まぐるしく変化する現代社会において、自分のためだけに使える時間というのはもはや贅沢とすら呼べるものかもしれません。意識しないと光の速さで日々が流れてしまいます。

また、一人で深く内省したり様々な感情に気づいたりすることには限界があります。
「早くいきたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」という言葉もある通り、ふたりだからこそゆっくりと感じられる自分のためだけの時間があるはず。

そこで、「Self Space Dialogue」では、自分のためだけの時間と空間(=Space)を、自分ならではの速さ(=Pace)で過ごしながら、今向き合いたいことについて深く考え、ゆっくりと感じていく共創造していきます。

先述の通り、「Self Space Dialogue」はあなたに応じて形を変えていきますが、共通していくつかの特徴を持っています。

共通の特徴

(1)土台となる3つのS
Slow(ゆっくりと)
 思考をはじめとした普段のスピードを意図的にゆるめて、そこにあるものをただ感じ、日常とは違った感覚でゆっくりと考えていきます。
Silent(静かに)
 静かな環境を意図的に作り出すことによって、普段では感じ取れない奥に潜んだ小さな感覚や声を確かめにいきます。
Self(わたし自身):
 
わたしの中にはたくさんのわたしがいます。このたくさんのわたしのことを「self」と呼び、「self」の集合体であるわたしを「Self」と呼んでいます。今、自分の身体や心の中で息づいている「self」は何かしらの役割を持っており、そんな「self」たちを無視せず、全体の「Self」を大切にします。

(2)対話と実践における2つのCとR
Compassion(共にいること)
 直訳すると「思いやり」という意味ですが、ここでは「どんな状況においても、自分や他人と共にいる力」という意味を採用します。普段では感じ取れない感覚、抑え隠していた感情や欲求に気づき、ただそこにい続けます。すなわち、たくさんの「self」と共にいることになるでしょう。
Challenge(挑戦)
 これまで色々な理由から選択してこなかった選択をしてみる。それは時に恐れが伴うことかもしれませんが、この機会に思い切ってやってみる。これまで自分が作り上げてきた自分とその周りの現実から、少しずつ違った感覚や世界へと身を委ねていきます。
Record(記録、積み重ね)
 
今の思考パターンや行動パターンをありのまま観察し、これからの自分のための素材を集める作業です。記録の仕方はやりやすい形で、習慣化できるよう取り組んでいきます。Reflection(振り返り)のためだけのものではなく、今の自分をただ観察する練習にもなります。
Reflection(振り返り)
 
振り返りをすることでたくさんの気づきが得られますが、その一方で、振り返りたくないような出来事もあるでしょう。自らの思考や行動の起点を捉え、自分との向き合い方をよりヘルシーでパワフルなものにするためには必要なプロセスです。また、振り返りそのものを振り返ることで、ご自身にあった振り返り方を見つめ直していきます。

(3)最も大切にするP
Playful(あそび心をもって)
 自分と向き合うというのは楽しいことばかりではないかもしれません。それに向き合いすぎることがいいとも限りません。余白と余裕を持ちながら、気軽に、時に楽しみながら自分と向き合うこと(向き合わないこと)で、迎え入れる何かが現れる、といいですね。

なぜ、コーチングではなくダイアローグなのか?
 
対話から偶発的に生まれるプロセスは、もしかしたらあなたの知っているコーチングではないかもしれません。また、コーチングと名付けないことで、コーチングの更なる可能性を探求するという、コーチとしての挑戦でもあります。とはいえ、コーチとして大切にしてきたコーチングのエッセンスは以下の定義にもある通り、このダイアローグにしっかりと含まれております。

コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことです。対話を重ね、クライアントに柔軟な思考と行動を促し、ゴールに向けて支援するコーチとクライアントとのパートナーシップを意味します。

国際コーチング連盟日本支部(ICF JAPAN)「コーチングについて」

セッションの流れ

① はじまり 出会い(初回オリエンテーション&体験セッション)
 
新たな出会いを通して、未知なる自分との出会いを始めます。これまでと現在の物語を語り合いながら、どのように「Self Space Dialogue」を活用していくかについて深めていきます。体験セッションとしてもご活用できますので、お気軽にあなたのいまをお聞かせください。

②対話(通常セッション)
 
セッション間の実践の振り返りをしたり今そこに現れているテーマを語ってみたりと活用方法は人によって様々です。ご自身の Space を確かめたり感じたりしながら、向き合いたいことにじっくりと時間をかけていきます。必要に応じてコーチングや自分との向き合い方についてのディスカッションやフィードバックを行います。

③実践&振り返り(セッション間)
 
必ずアクションプランを策定するわけではありませんので、人によっては「生きる」そのものが実践となるでしょう。ただ、セッション間に行う言語化やその他の表現方法によって振り返ることは ②対話 をより効果的なものにする可能性があります。また、その振り返りを共有していただいた場合は、簡単にフィードバックを行い、セッション間の実践をさらに確かなものへと変容させていきます。

④おわり 旅立ち(完了セッション)
 
どのように終えるかはあなたとわたしで決めていきましょう。わたしとしては、新たな旅立ちとこれからの新しい出会いを祝福する、そんな時間にしたいなと思っています。

期待される効果

こんな方にオススメ

  • 日々の生活を見直すための、余白や余裕を感じる時間を取り入れたい

  • 自分との向き合い方の質を向上させ、人生に対する満足度、納得度を高めたい

  • 自分自身を後押しするような内省や自己対話ができるようになりたい

  • 自分の願いや恐れに気づき、願いに基づく行動ができるようになりたい

  • (コーチング学習者向け)質の高いセルフコーチングができるようになりたい
    ※コーチングの学習状況によっては、必要に応じてコーチングに関するディスカッションを行います。

セッションのご感想

海が見えるカフェでゆっくりと振り返っています🏝️今はなんだか頭がスッキリと軽く、清々しく目の前のことを楽しめそうな感覚があります。 セッション後のメールもありがとうございました!私が話したことをその背景まで的確に理解し、色々感じてくださってたんだなあと思いました🌈誠実に向き合ってくださったことが伝わってきて、深いところからの喜びを感じています。

30代女性セラピスト

モヤモヤしていたので、感情の把握やどんな自分でいたいんだっけ?という部分を丁寧に対話のキャッチボールをしながら、たくやさんが見守ってくれていて、するすると明瞭になっていく感覚がありました。いいタイミングで受けれて、とても実のある優しい時間でした。

20代女性

実施形態と料金について

 オンライン(Zoom)で行います。ご自身の感覚や環境に意識を向けやすくするため、基本的には音声のみで行いますが、ご希望の場合は音声とビデオを用いて行います。安心と安全をより感じられる方を、お申し込み時にお選びください。

  • 体験セッション60分    4,400円(税込)
    ※対話前のお約束、自己紹介、このダイアローグの説明等を含みます

  • 通常セッション60分/1回 9,900円  (税込)

  • 通常セッション90分/1回 13,200円  (税込)

自己紹介

大学受験における苦い経験から教諭を志し、中高一貫校に数学教諭として着任。目の前の子どもたちと向き合う中でコーチングと出会い、教諭とコーチを兼業しながら国際コーチング連盟ACCを取得。2023年度をもって教職を離れ、現在はプロコーチとして主にセルフコーチングを広めるべく活動を始める。
コーチとしての理念は「思わず動きたくなるほどの安心感と『なんか笑っちゃうね』
生きるうえで大切にしていることは「存在を祝福し、終焉を歓迎する

これまでに成人発達理論、U理論、インテグラル理論、ナラティヴ・セラピー、ACT、NVCなどを探求し、現在は主にゲシュタルト療法とIFS(内的家族システム)療法、瞑想や呼吸法について探求している。

好きな言葉は「ここから行くしかないではないか。何もないところから、焦らずに、こつこつと」(宮下奈都「羊と鋼の森」より)
愛読書はマルティン・ブーバー「我と汝」/パウロ・コエーリョ「アルケミスト 夢を旅する少年」/サン=テクジュベリ「星の王子さま」
好きな歌手は星野源と宇多田ヒカル、パスピエ
辛く苦しい時代に支えとなったお笑い芸人はバナナマン

SNS(X)もやっています。こちらからどうぞ

お申し込みはこちらから

Self Space Dialogueをご検討している方やひとまず体験してみたい方は、以下より体験セッションをお申し込みください。

見出し画像について

応援しているアーティスト(画家)である樫内あずみさんの絵画「えんとらんす」の一部を使用しております。

この「えんとらんす」には不思議な力を感じ、昨年の12月の個展の際に一目惚れし購入させていただきました。今回自分自身新たな世界へと飛び込んでいく際に「えんとらんす」がぴったりだと思い使用しております。樫内あずみさんの許諾は得ております。この場をお借りしてお礼申し上げます。

樫内あずみさんは“手で直接触れることのできる「触れる絵画」と、即興でたった一人のために絵を描く「絵詠み」をメインに活動”されております。素敵な作品がたくさんありますので、HPよりぜひご覧ください。

樫内あずみ「えんとらんす」2022年制作

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

これまでにわたしがたくさん受け取ってきた祝福と祈りを今度はあなたが受け取る番です。

お申し込みお待ちしております。

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