見出し画像

名古屋旅行で恩送り

こんにちは。寒くて凍えております⛄️
今週7日から8日まで母と愛知県に旅行に行きました。

1日目は、名古屋城・熱田神宮・鶴舞公園
2日目は、ジブリパーク
3日目は、ジブリパークと栄町

この記事では、1日目の記録をメインに残します。
出会いあり、教訓ありの1日。


「すごいね〜」

その先には、神々しく光るシャチホコが見える名古屋城。

名古屋城の周りの建造物にも入れて、襖や壁に描かれた豪華な絵画に驚いた。

厳かなで、煌びやかで、一昔前の将軍たちが目にしたものを見ることができて感動した。

帰り際、一緒に館内を回った女性が目の前に。
先ほどはどうもと挨拶をした。
その挨拶をきっかけに、このあと一緒に観光案内をしてもらうこととなる



その方は、70代前後カラフルなカラーリングをしているおしゃれな方。
名古屋出身の方で、豊富な知識をもち、名古屋の歴史を私たちに話してくれた。

20分くらい話しただろうか

「これからどこへ行くの?」
「熱田神宮とか行こうと思ってます」
「案内したげる!」

そういって熱田神宮へ電車に乗って案内してもらうことになった。

熱田神宮にお参りをして解散かな?と思ったら

「鶴舞公園もイルミネーションが綺麗よ!虎に翼のロケ地にもなってるなら案内したげる!」

とまた電車にのり鶴舞公園を案内してくれた。

イルミネーションが綺麗に装飾された広い公園で、犬の散歩をしている人とサックスの練習をしている青年がいた。

公園を歩いているときも、名古屋の歴史をいろいろ教えてくれた。

日はすっかり暮れて、18時をまわっていた。

「じゃ、わたしはこの辺で」

母「今更ながらお名前お聞きしていいですか?」

「丹羽です」

「本当にありがとうございました!楽しかったです!」

そういって、その名古屋の方とはさよならをした。

帰ろうと駅に入るとそこにはパン屋が。

「あ、お礼何もしてないね。パンくらいあげたかったな...連絡先聞いて、何か郵送してもよかったな...こんなにしてもらったのに...やばいあとあじ悪い...なんでその一言がでなかったんだろう」


その母のモヤモヤモードは夜ごはんまで続いた。

私もたしかにお礼をしたかったと思い、Facebookで名前検索をしたが、名字と名古屋市在住だけでは、さすがに見つけることはできなかった。

「もう、会えないね。丹羽さんがしてくれた恩を他の人にやろう。恩送りしよう。」

私はそう母に言った。

ちなみに、恩返しは恩をくれた人に恩を返すことだか、恩送りは、もらった恩を、くれた人ではなく次の人に渡すこと。 そうやってバトンを繋いでいくイメージである。

母は、この「恩送り」というワードを初めて知ったらしく、この旅行中は、恩送りを心に刻むことになった。


3日目の朝、横断歩道を渡るのを手こずっているママさんと抱っこされてる赤ちゃん。
ママさんの手にはキャリーケースとベビーカー。

さすがに大変だと母が声をかける。

「大丈夫ですか?駅まで行くなら一緒に荷物持って行きますよ」

「いえいえ、大丈夫です!ありがとうございます」

普段の母ならここで終わる。しかし、「恩送り」がよぎったのだろう、もう一度声をかけに行き、荷物をもって駅まで行くことに。


駅まで行く最中、世間話からママさんはフィリピンマニラ在住で日本料理店とエステ経営をしているとのこと。

そして、母の娘、つまり私の姉もマニラに住んでいる。すごい偶然だ。お店を教えてもらった。

「娘に言ってみるように伝えますね!」

私もフィリピンに行ったときは行きたい!

その後、電車に乗った母は、ウキウキだ。

「昨日の丹羽さんの恩には及ばないけど、20%くらい恩を送れたかな!」

母の恩送りはつづく__

いいなと思ったら応援しよう!