"自分を知る"だけじゃ、足りないんだよな
自己分析、自己理解、自分探し。
“自分を知る”という経験や感覚はすごく大切だ。
けれど、自分を知っただけでは、現状は大きく変わらないかもしれない。
自分の価値観、性格、物事への取り組み方など、あらゆる思考パターンや行動パターンを把握できても、一時の達成感やアハ体験で終わってしまうかもしれない。
“自分に集中する”
自分と向き合うなら、ここまで持っていきたい。
今迷っていること、一歩踏み出せずにいること、曖昧にしていること、それらと一つ一つ向き合って、意思決定をしていく。
別に、必ずしも一歩踏み出さなくて良いし、やらなくても良い。
大事なのは決めること、つまり、“自分の意思で、その時の納得解を出すこと”だ。
ネガティブの反対も没頭だし、モヤモヤの反対も没頭だし、「今のままで良いのかな」の反対も没頭だし、きっと、自分探しの反対も没頭だ。
「没頭」と聞くと狂的なのめり込みを想像してしまうけれど、そこまでいかずとも、“自分で決めたことに集中する”のが大事だと思う。
何だって良い。
仕事かもしれないし、ゲームかもしれないし、これから新しく始める何かかもしれない。「自分探し」に没頭したって良い。
とにかく、何かに集中したい。
いざやってみると難しいことは分かっている。
何かに集中しているようで、結局、頭の片隅で過去のあれこれを嘆いていたり、未来に起こりうる出来事を想像して勝手に不安になってしまう。
日々後悔や不安で頭の中を埋め尽くされているからこそ、その処方箋は「没頭」なのだ。
没頭できない僕らには、振り返りなんて必要ないのかもしれない。
逐一振り返ると不安が募るだけだから、後ろは振り返らない精神で、やると決めたらとりあえず一定期間は走り抜いてみる。そんな気概が、案外ちょうど良かったりする。
自分を知るだけではきっと足りない。
何かを決める、モヤモヤや問いに対して自分なりの答えを出す。
そして、あとは集中する。
決して、振り返ることはせずに。
最後まで読んでいただきありがとうございます。 みなさんからの感想やコメントすごく嬉しいです。 サポートいただいたお金は、他のクリエイターさんのサポートに回そうと思います...!