「大学へ行く意味」とか「自己投資」という言葉が気になりだしたら読むnote
モヤモヤ企画に、これまた考えさせられるモヤモヤが。
葛藤していることは次の通りです。
4年間と240万円を借金(奨学金)してまで費やして自分の通っているレベルの国立大学を卒業するのは良い選択なのでしょうか。あまりそう思えなくて迷っています。
おがたのよはくさんがもし今から4年と240万円を注ぎ込むならどんな自己投資をしますか?
(りょーや @大学生パーソナルライターさん)
大学生なら、誰もが一度は通る道なのかもしれない。
怠惰な同級生、片や、大学生ながら大人顔負けの活動をしている同級生、SNSで見かける成功者の哲学。
「本当に大学へ行く意味はあるのだろうか」
“学歴よりも学習歴”なんて言われる時代だから、今の大学生は僕が大学生だった頃よりもずっと悩んでいるのかもしれない。
4年間と240万円を借金(奨学金)してまで費やして自分の通っているレベルの国立大学を卒業するのは良い選択なのでしょうか。
きっと、はじめから“良い選択”なんて僕らにはできない。
もし、大卒以上しか応募資格がない企業に就職できてその後お金持ちになれるルートがあるなら、240万円なんてすぐに回収できるかもしれない。
一方、大学を辞めて立ち上げたプロジェクトが大当たりして、大卒で就職する以上の生活を手に入れられるルートだってある。
選択したものが良い選択だったのか、悪い選択だったのか、答え合わせはたいてい選択した後だ。直後かもしれないし、数年後、はたまた数十年後かもしれない。
僕だって今、大学を中退して良かったのかどうか、答え合わせをしている最中だ。
ただ、もちろんそれでは質問に対する回答になっていないので、以下の質問とまとめて自分なりの答えを出してみようと思う。
おがたのよはくさんがもし今から4年と240万円を注ぎ込むならどんな自己投資をしますか?
思い描いている「自己投資」とは違うかもしれないけれど、「4年間」、「240万円」というこれらを担保として、片っ端からチャレンジをすると思う。
大学生のうちに色々チャレンジして仮に全て失敗したとしても、「大学生」に戻ることができる。
安定した基盤があるからこそできるチャレンジもある。
むしろ、たいていの人はそうじゃないとチャレンジできないと思う。
全てを投げ打って、退路を絶つことで大きな力を発揮できる人もいるけれど、果たして僕らにそれができるだろうか。
安定のもとに生きているから「安定」に満足できなくなって、刺激が欲しくなる。モヤモヤする、というのはそういうことかもしれない。
迷っているうちは「大学生」でい続けて、その中で多くのチャレンジをする
これが、自分なりの答えだ。
「選択」には、思っている以上にグラデーションがある。
大学にも「休学」という制度があるわけで、自分を見失ってしまったのなら、思い切って休学して、少しゆっくりしながら考えてみることだってできる。
「通う」か「辞める」ではない、「少し休む」という選択肢もあれば、「通いながら何か新しいことをする」という選択肢もある。
0か100か、そんなに極端ではない。
「安定」を捨てないと何かを得られない、そうとも限らないのと同じように。
▼今回モヤモヤをくれた人