弱くて強いし、暗くて明るい
「明るいよね」
「メンタル強いよね」
そうだけど、そうじゃない。
明るい人でも暗い時はあるし、メンタルが強い人でもメンタルが弱る時はある。
逆だって然り、暗い人でも明るくなれるし、メンタルが弱い人でも強くなれる。
人間ってそういうものだし、明るさとか強さは相対的なものだから、0か100かなんてことはない。当たり前のことなんだけれど。
その当たり前を改めて実感しておかないと、自分自身に対しても、相手に対しても、一喜一憂して、時には勝手に傷ついてしまう。
自分は明るい人間だから
自分は強い人間だから
そんな思い込みと自らのレッテルに苦しめられる。
基本的には明るくいられても、常に明るくいることは難しい。
「そうあるべき」とも思わない。
みんなの前では明るく振る舞っているあの人も、どんな困難を前にしても絶対に人前では弱音を吐かないあの人も、人知れず、暗さや弱さと向き合っているかもしれない。
「自分と向き合う」ということは、そんな“自分自身の裏側”を見つめることと近しい。
無意識に形成されてきた「自分」と相反する「自分」。
明るい自分の暗さ。強い自分の弱さ。
暗い自分の明るさ。弱い自分の強さ。
どれも紛れもなく自分自身。
強さしか持っていない人なんていない。
明るさしか持っていない人なんていない。
ぼくらは誰だって、弱くて強いし、暗くて明るい。
「どっちか」なんて無いんだよな。
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