【不登校4つの段階】回復のステップと子どもの関わり方
こんにちは。ヨガヒーラーのあんじです。
不登校の中3息子と繊細ちゃん小3娘の多様性子育てをしています。
現在中3の息子は小5の3学期から学校に行けなくなり、
小学校卒業する直前に一時期復帰したものの、
中学校に入ってからは、ほぼ学校には行っていません。
そんな息子の義務教育もあと数か月。
気づけば不登校も5年目。
最近は、不登校&思春期のピークを超えたようで、
気分も安定し、週の半分以上は市の教育支援室(適応指導教室)に通い、
帰ってからも友達たちとゲームをしたりするまでになりました。
小3の娘はというと、
休みがちではあったものの学校に行くことはできていますが、
夏休み明けから、別室登校になり、
いよいよモチベーションも下がり、不登校までのカウントダウン…かと思っていましたが、
なんと仲の良いともだちまでも、別室登校を始めたので(!)
別室登校するのが楽しくなった様子。
これは想定外だったけど、ラッキーだった。
ぼちぼち学校に行けるのか、不登校に足を踏み入れるのか。
思春期はこれからだからね。
まだまだ入口です。
不登校って先が見えないから、
漠然とした将来の不安だったり、
そもそも子どもの気持ちを理解したり、
子どもとどう関わればいいのかが分からなくて、
本当に大変だったんだよね。
まさか自分の子が不登校になるなんて思ってないし、
周りに同じ状況のママがいるわけでも、
不登校になった時に親がどういう行動すればいいかも分からない。
だから今日は、不登校の子どもたちがどういう経緯をたどっていくのか、
その全体像をお話ししようと思います。
自分の子どもがどの段階なのかが何となく分かると、その先が見えて行動しやすいし、
お子さんとの関わりの参考にしてもらえるといいかなと思います。
「子どもが何を考ええてるか分からない」
「このまま見守ってるだけでいいのかな・・・」
「この子が将来どうなるのか不安」
という方は参考にしてください🙌
不登校4つの段階
1.行き渋り期
「学校に行かなきゃ、でも行きたくない…」
と、学校に行ったり休んだり。
朝になると、布団から出てこなかったりお腹が痛いと言ったり、
体調不良を訴えることが増え、表情が暗くなる。
教室に入るのを嫌がったり、1日学校にいるのがしんどいので、
保健室や別室登校、早退や遅刻しながら、
なんとか学校に留まろうとしている感じ。
本人に聞いても、学校に行けない理由が分からない。
毎回理由がコロコロ変わる。
この時期は子どもの気持ちに寄り添いながら、
子どもが何に困りごとを抱いているのか、
担任の先生や、管理職の先生、カウンセラーさんなどと連携しながら、
子どもに共感しつつ、話をよく聞いてあげましょう。
2.混乱期
学校に行けなくなり、本格的に不登校が始まる。
頭痛、腹痛、微熱、胃のムカムカ、倦怠感など心身の不調や
うつのような傾向が見らる。
ご飯を食べない、暴飲暴食、偏食、部屋から出ない、甘えが強い、
ゲーム漬け、暴言、暴力、昼夜逆転、風呂に入らない、歯を磨かないなど。
子どもは死んだ魚の目のようになり、気力が無くなる。
まともにコミュニケーションが取れない。
〇にたいと言う。
この時期は子どもも親もめちゃくちゃ辛いです。
日々を過ごすだけでいっぱいいっぱい。
無理に行動させたり制限をかけずに、危ないこ以外は、ある程度好きなようにやらせてあげる。
感情のコントロールが効かず家族も疲弊します。
ひとりで抱え込まずに、発達外来や児童精神科などの専門家を頼ったり、
親の会など当事者が集まる場所で気持ちを吐き出して。
3.慢性期
休みが長期化し、学校に行かないことが当たり前になる。
親も、無理に学校に行かせようとしなくなる。
無気力、退屈、不安が強く、社会から孤立。
ゲームやスマホに没頭したり、昼頃までぐっすり寝ている。
少しずつ元気になり、会話も少しずつ増えてくるが、外に出たり活動的にはなりません。
楽しいおうち生活を過ごしているように見えるけど、子どもの心は不安と困惑でいっぱいです。
この時期は、子どもが社会から完全に切り離されてしまうので、
専門家のサポートを積極的に受けることをおすすめします。
専門機関のカウンセリングや、訪問看護などを利用して親以外の頼れる場所を見つけよう。
親としての関わりは、基本的にはそっとしておいて大丈夫。
むしろ次にやってくるムズムズ期に備えて、
ママたちも、自分の時間を楽しむことに集中してー!
4ー1.回復期(ムズムズ期)
子どもが「ヒマー」と言い出すタイミング。
何かしたいと言い出すけど、言うことがコロコロ変わって長続きしない。
親は子どもが動き出すことに期待しますが、
まだ不安が強いので、やりたいと言ったことでもすぐにやめてしまう。
やるやる詐欺、行く行く詐欺にめちゃめちゃ振り回されます😮💨💦
やっと暗いトンネルから抜け出し、一筋の光が見え始めるとき~
買い物や、興味のあることや好きなイベントなど、
外に出かける機会を作ってあげる。
放課後等デイサービスやフリースクールなど
家以外の居場所を提案してみても。
ただし、まだ長続きはしないので、
行けたらラッキー✨️くらいの気持ちでね。
4ー2.回復期(リハビリ期)
やりたいことが絞られてきて、やり始めると長続きするようになる。
勉強を始めたり、進路への焦りが見え始める。
好きなこと、やりたいことへの関心が強くなり、持続するようになってくる。
表情が落ち着き、自分の気持ちに向き合えるようになる。
進路に悩んだり、将来の不安と期待が混ざっている。
やっとここまできたー!と子どもの成長が見られる時期。
まだ波があるので、子どもの試行錯誤に一緒に付き合う感じです。
保健室や別室登校、行事や定期テストなど、
学校に行ける子もいるかもしれません。
話を聞いてあげたり、気持ちを代弁したり、
親の期待も大きくなるけど、これまで通り寄り添う姿勢を忘れずに。
これまで築きあげた親子関係が実を結びます。
4ー3.回復期(収束期)
ついに!子どもが自分から動き始めます。
表情が安定し、積極的に外に出るようになったり、自分で勉強したり、会話も弾むようになります。
今の自分に自信を持ち始め、
落ち込むことがあっても、自分で回復できるようになります。
社会的な繋がりが増え、親よりも、
友達や先輩との繋がりが強くなっていく頃。
ここまできたら、もう親は背後に回り、
子どもの自立を尊重しながら見守りましょう。
本人のペースで歩きだします。
思春期の葛藤が落ち着くタイミングとも重なる気がします。
頑張りすぎてまた病んでしまわないように、
そっと見守りつつ、しんどそうなときはサポートしてあげてね。
3歩進んで2歩下がる
なんかさ、4つの段階って妊娠中と似てるよね。
初期、安定期、後期みたいなさ。
つわりでヘロヘロになって、
それが落ち着いたらしばらく安定期に入って
自由に好きなことして過ごして、
後期は不安と期待で入り交じって、
子どもが産まれたら、赤ちゃん一色の生活。
不登校になると、
家で子どもとどっぷり一緒にいるから、
もう一度、子育てしていく感じになる。
もちろん子どもによっても特徴は違うので、
すべてが上の時期に当てはまる訳じゃないけど、
だいたい、こんな流れだよ~っていう見通しが持てるといいのかなと思います。
ちにみに今うちの子どもたちは、
上の子は、リハビリ期。
下の子は、行き渋り期。
スーーっと次に行ってくれればいいけど、
残念ながら、進んでは下がってを繰り返すんです。
程度の差はあるものの、上の子は5年をかけて、混乱期~回復期を3周くらいしている。
また高校生なったら躓くかもしれんし。
もう年単位で時間がかかるものなんです。
こればっかりは、サレンダー(降伏)するしかないんだよねー。
いや、焦るし期待もするんだけどね、
親も子どもも、受け入れるには時間がかかるんですよ。
でも、確実に成長はしていて、
思春期を乗り越えると共に、子どもも親も人間性が豊かになる。
大きな視点でものごとを見れるようになるんですよね。
大事なのは、自己受容感です。
前回の記事にもちょろっと書いたけど。
そのためには、試行錯誤、
一緒に伴走していくしかないんだよね。
不登校の子にはこうしたらいい!
って正解は無いからさ。
でも大切なことは、
助けてくれる仲間を必ず見つけること。
親だけでは無理だし、
家以外の居場所や人の存在が必要。
社会の中で認められている、存在していいんだ
と思えることこそが、
自分を受け入れるために必要だからです。
ママの体と心が壊れないように
子育てって大変よね。
ただでさえ、コントロールできないものなのに、
不登校になると、家庭にかかる負担がめっちゃ大きくなる。
時間も取られるし、家事も増えるし、各機関への連絡とか、情報集めたりとか。
子どもを思う気持ちと同じくらい、
自分の体と心のケアを忘れずにね。
体を動かしたり、
ゆっくりお風呂に入ったり、
自分の気持ちをノートに吐き出したり、
内観や瞑想もおすすめです。
後回しになりがちな自分のための時間を
確保してね。
一緒に息抜きながらがんばろ🥹
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