![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159310613/rectangle_large_type_2_1df67b443faaf7b7292f28613a22b649.png?width=1200)
【不登校4つの段階】回復のステップと子どもの関わり方
こんにちは。ヨガヒーラーのあんじです。
不登校の中3息子と繊細ちゃん小3娘の多様性子育てをしています。
現在中3の息子は小5の3学期から学校に行けなくなり、
小学校卒業する直前に一時期復帰したものの、
中学校に入ってからは、ほぼ学校には行っていません。
そんな息子の義務教育もあと数か月。
気づけば不登校も5年目。
最近は、不登校&思春期のピークを超えたようで、
気分も安定し、週の半分以上は市の教育支援室(適応指導教室)に通い、
帰ってからも友達たちとゲームをしたりするまでになりました。
小3の娘はというと、
休みがちではあったものの学校に行くことはできていますが、
夏休み明けから、別室登校になり、
いよいよモチベーションも下がり、不登校までのカウントダウン…かと思っていましたが、
なんと仲の良いともだちまでも、別室登校を始めたので(!)
別室登校するのが楽しくなった様子。
これは想定外だったけど、ラッキーだった。
ぼちぼち学校に行けるのか、不登校に足を踏み入れるのか。
思春期はこれからだからね。
まだまだ入口です。
不登校って先が見えないから、
漠然とした将来の不安だったり、
そもそも子どもの気持ちを理解したり、
子どもとどう関わればいいのかが分からなくて、
本当に大変だったんだよね。
まさか自分の子が不登校になるなんて思ってないし、
周りに同じ状況のママがいるわけでも、
不登校になった時に親がどういう行動すればいいかも分からない。
だから今日は、不登校の子どもたちがどういう経緯をたどっていくのか、
その全体像をお話ししようと思います。
自分の子どもがどの段階なのかが何となく分かると、その先が見えて行動しやすいし、
お子さんとの関わりの参考にしてもらえるといいかなと思います。
「子どもが何を考ええてるか分からない」
「このまま見守ってるだけでいいのかな・・・」
「この子が将来どうなるのか不安」
という方は参考にしてください🙌
不登校4つの段階
![](https://assets.st-note.com/img/1729856753-h4MY7zX0QiTxnKgN5w2ZsuI8.png?width=1200)
1.行き渋り期
「学校に行かなきゃ、でも行きたくない…」
と、学校に行ったり休んだり。
朝になると、布団から出てこなかったりお腹が痛いと言ったり、
体調不良を訴えることが増え、表情が暗くなる。
教室に入るのを嫌がったり、1日学校にいるのがしんどいので、
保健室や別室登校、早退や遅刻しながら、
なんとか学校に留まろうとしている感じ。
本人に聞いても、学校に行けない理由が分からない。
毎回理由がコロコロ変わる。
この時期は子どもの気持ちに寄り添いながら、
子どもが何に困りごとを抱いているのか、
担任の先生や、管理職の先生、カウンセラーさんなどと連携しながら、
子どもに共感しつつ、話をよく聞いてあげましょう。
2.混乱期
学校に行けなくなり、本格的に不登校が始まる。
頭痛、腹痛、微熱、胃のムカムカ、倦怠感など心身の不調や
うつのような傾向が見らる。
ご飯を食べない、暴飲暴食、偏食、部屋から出ない、甘えが強い、
ゲーム漬け、暴言、暴力、昼夜逆転、風呂に入らない、歯を磨かないなど。
子どもは死んだ魚の目のようになり、気力が無くなる。
まともにコミュニケーションが取れない。
〇にたいと言う。
この時期は子どもも親もめちゃくちゃ辛いです。
日々を過ごすだけでいっぱいいっぱい。
無理に行動させたり制限をかけずに、危ないこ以外は、ある程度好きなようにやらせてあげる。
感情のコントロールが効かず家族も疲弊します。
ひとりで抱え込まずに、発達外来や児童精神科などの専門家を頼ったり、
親の会など当事者が集まる場所で気持ちを吐き出して。
![](https://assets.st-note.com/img/1729856837-Ixk9XEfDTWvm2F81RJOKG0sZ.png?width=1200)
3.慢性期
休みが長期化し、学校に行かないことが当たり前になる。
親も、無理に学校に行かせようとしなくなる。
無気力、退屈、不安が強く、社会から孤立。
ゲームやスマホに没頭したり、昼頃までぐっすり寝ている。
少しずつ元気になり、会話も少しずつ増えてくるが、外に出たり活動的にはなりません。
楽しいおうち生活を過ごしているように見えるけど、子どもの心は不安と困惑でいっぱいです。
この時期は、子どもが社会から完全に切り離されてしまうので、
専門家のサポートを積極的に受けることをおすすめします。
専門機関のカウンセリングや、訪問看護などを利用して親以外の頼れる場所を見つけよう。
親としての関わりは、基本的にはそっとしておいて大丈夫。
むしろ次にやってくるムズムズ期に備えて、
ママたちも、自分の時間を楽しむことに集中してー!
4ー1.回復期(ムズムズ期)
子どもが「ヒマー」と言い出すタイミング。
何かしたいと言い出すけど、言うことがコロコロ変わって長続きしない。
親は子どもが動き出すことに期待しますが、
まだ不安が強いので、やりたいと言ったことでもすぐにやめてしまう。
やるやる詐欺、行く行く詐欺にめちゃめちゃ振り回されます😮💨💦
やっと暗いトンネルから抜け出し、一筋の光が見え始めるとき~
買い物や、興味のあることや好きなイベントなど、
外に出かける機会を作ってあげる。
放課後等デイサービスやフリースクールなど
家以外の居場所を提案してみても。
ただし、まだ長続きはしないので、
行けたらラッキー✨️くらいの気持ちでね。
![](https://assets.st-note.com/img/1729857204-JjROVluhNZLY9gwfC6nx0krD.png?width=1200)
4ー2.回復期(リハビリ期)
やりたいことが絞られてきて、やり始めると長続きするようになる。
勉強を始めたり、進路への焦りが見え始める。
好きなこと、やりたいことへの関心が強くなり、持続するようになってくる。
表情が落ち着き、自分の気持ちに向き合えるようになる。
進路に悩んだり、将来の不安と期待が混ざっている。
やっとここまできたー!と子どもの成長が見られる時期。
まだ波があるので、子どもの試行錯誤に一緒に付き合う感じです。
保健室や別室登校、行事や定期テストなど、
学校に行ける子もいるかもしれません。
話を聞いてあげたり、気持ちを代弁したり、
親の期待も大きくなるけど、これまで通り寄り添う姿勢を忘れずに。
これまで築きあげた親子関係が実を結びます。
4ー3.回復期(収束期)
ついに!子どもが自分から動き始めます。
表情が安定し、積極的に外に出るようになったり、自分で勉強したり、会話も弾むようになります。
今の自分に自信を持ち始め、
落ち込むことがあっても、自分で回復できるようになります。
社会的な繋がりが増え、親よりも、
友達や先輩との繋がりが強くなっていく頃。
ここまできたら、もう親は背後に回り、
子どもの自立を尊重しながら見守りましょう。
本人のペースで歩きだします。
思春期の葛藤が落ち着くタイミングとも重なる気がします。
頑張りすぎてまた病んでしまわないように、
そっと見守りつつ、しんどそうなときはサポートしてあげてね。
![](https://assets.st-note.com/img/1729856873-Dcrf68t3TMgydzX2CH4PQnU9.png?width=1200)
3歩進んで2歩下がる
なんかさ、4つの段階って妊娠中と似てるよね。
初期、安定期、後期みたいなさ。
つわりでヘロヘロになって、
それが落ち着いたらしばらく安定期に入って
自由に好きなことして過ごして、
後期は不安と期待で入り交じって、
子どもが産まれたら、赤ちゃん一色の生活。
不登校になると、
家で子どもとどっぷり一緒にいるから、
もう一度、子育てしていく感じになる。
もちろん子どもによっても特徴は違うので、
すべてが上の時期に当てはまる訳じゃないけど、
だいたい、こんな流れだよ~っていう見通しが持てるといいのかなと思います。
ちにみに今うちの子どもたちは、
上の子は、リハビリ期。
下の子は、行き渋り期。
スーーっと次に行ってくれればいいけど、
残念ながら、進んでは下がってを繰り返すんです。
程度の差はあるものの、上の子は5年をかけて、混乱期~回復期を3周くらいしている。
また高校生なったら躓くかもしれんし。
もう年単位で時間がかかるものなんです。
こればっかりは、サレンダー(降伏)するしかないんだよねー。
いや、焦るし期待もするんだけどね、
親も子どもも、受け入れるには時間がかかるんですよ。
でも、確実に成長はしていて、
思春期を乗り越えると共に、子どもも親も人間性が豊かになる。
大きな視点でものごとを見れるようになるんですよね。
大事なのは、自己受容感です。
前回の記事にもちょろっと書いたけど。
そのためには、試行錯誤、
一緒に伴走していくしかないんだよね。
不登校の子にはこうしたらいい!
って正解は無いからさ。
でも大切なことは、
助けてくれる仲間を必ず見つけること。
親だけでは無理だし、
家以外の居場所や人の存在が必要。
社会の中で認められている、存在していいんだ
と思えることこそが、
自分を受け入れるために必要だからです。
ママの体と心が壊れないように
子育てって大変よね。
ただでさえ、コントロールできないものなのに、
不登校になると、家庭にかかる負担がめっちゃ大きくなる。
時間も取られるし、家事も増えるし、各機関への連絡とか、情報集めたりとか。
子どもを思う気持ちと同じくらい、
自分の体と心のケアを忘れずにね。
体を動かしたり、
ゆっくりお風呂に入ったり、
自分の気持ちをノートに吐き出したり、
内観や瞑想もおすすめです。
後回しになりがちな自分のための時間を
確保してね。
一緒に息抜きながらがんばろ🥹
スキ、コメントが励みになります💓
フォローもよろしくね!
angie
✨️こちらもオススメ✨️