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【やさしいヨガ哲学】本当の自分とは?

こんにちは。あんじです。
ASD不登校くんと繊細ちゃんの多様性子育て中。
大変なことも多いけど、
日常にヨガを取り入れて楽しく日々を送っています。

そんな普段の暮らしに役立つヨガの知恵をシェアしています。


ヨガのお話し。
前回の記事はこちら

ヨガはインドの先住民との文化の融合によって
うまれた哲学が元になっていますよというお話しでした。


ほんで、その『ヴェーダ』という学問。
言い換えると、ヨガの本質的な主張は何かというと、

梵我一如(ぼんがいちにょ)

英語にすると、
I am that (アイ アム ザット)

私は、それです。
という意味ですが、

何のこっちゃ?ですよね。


『私という存在は、宇宙の源(それ)と同じだということ。』

???

余計に分からん(笑)

ということで。今日は、このヨガのメインの主張について、できるだけ分かりやすく解説してみたいと思います!




個であり全体でもある



宇宙の源とは、この宇宙のはじまりから終わりまで。
宇宙全体のバランスだったり、秩序だったり。

太陽が昇り、朝が来て昼になり、太陽が沈むのだってそうだし、
春夏秋冬と季節が巡るのもそう。
雨が降り、大地が潤い、草木が生えて、動物が宿り、また大地に戻ること。

ひとつひとつは、バラバラのように見えるけど、
全体を通して捉えると、すべては地球の循環の中にあり、人間も含めてそのサイクルのなかにいる。

私たちは個体として存在するけど、全体でもあるのです。


私の正体

私はだれ?
私を知ることが、人生の目的です。

「私は〇〇だ」
普段は、この〇〇に入るものが、私だと思っています。

私は(名前)です
私は(主婦)です
私は(女)です
私は(□歳)だ
私は(シャイ)だ
私は(年収□□)だ
私は(結婚)している
私には(母親)だ
私は(妻)である

・・・

私にはたくさんのラベルがついていて、
普段はそれを私だと思って行動しているけど、

本当の私は(  )を取り除いた、純粋な存在。

思考や感情、肉体でもなく、
自分の内側でそっと感じられる安心と平和と至福の存在。


ヨガをした後、最後のシャバアーサナのときに、
感情や思考が静まり、体が完全にリラックスしていると、

自分と自分以外のものとの境界線が曖昧になり、”すべてがひとつ”になるような感覚を味わうことができます。


そのときのあなたが、本当のあなた。


本当の幸せに気づく



悩みや苦しみが生れるのは、本当の自分を知らないこと(無知)が原因だとヨガでは言われています。

本当の自分に気づくと、何もなくても幸せと安心感で包まれます。

私たちは、普段、目に見えるものに意識が向いています。
例えば、自分の肩書き、いまいる環境、社会的立場、周囲からの評価、自分の着ているもの、所有物、収入・・・

自分について考えているつもりでも、意識は常に外を向いていて、外側の世界と比較して自分を判断しようとします。

だけど、自分以外のもの、
肩書きやお金、自分の立ち位置や評価といったものに安心や安定を求めても、それらは常に変化する不安定なもの。

もし、無くなってしまったら、簡単に不安と恐怖に陥ってしまいかねない。


本当の自分は、外側の世界の影響を受けません。
どんなときも、平穏で純粋で幸せに満たされて安定しています。

何が起こっても、何を言われても、いつも変わらずそこにある。


ヨガをすることで、外側に向いた意識を自分の内側に向け、
自分の中にある平和で満たされた感覚である”本当の自分”を感じていきます。

こう説明すると難しく聞こえるけど、ほっとする感覚、力が抜けてリラックスしている感覚、小さな幸せを感じているとき。

そんな感覚を、ヨガをすることで自然と思い出すことができるようになります。それだけで、普段の生活でも心が安定し、周りに影響されず、本当に大切なものに気づくことができます。


自分も他人も大事にできる

私と全体が同じ存在なら、私と私以外のひとやものも大切な存在です。

自分だけが得をする、自分さえよければという考えで行動していると、信頼を失い、巡り巡って自分自身を苦しめることになります。


たとえ自分と意見が合わない人がいたとしても、
それはその人のいち部分を見ているだけで、その人の存在自体を否定することはナンセンスなこと。

むしろ、なんでそんな考え方をするのか?
相手の立場に立って考えてみると、見えていなかった視点に気づくかもしれません。

例えばマウントを取ってくるような相手に出会ったとして、
ムカっとくる一言を言われた時、

まあ、そりゃムカつくんだけどね。

もしかすると、相手は不安や孤独を感じていて、
そうやって誰かと比較して優位に立つことでしか自分を保てない人なのかもしれない。ああ、寂しい人なんだな、と思うと、

相手に対する気持ちも、少し和らぎます。


まずは自分を大切に



だからといって、自分の心身を壊してしまっては本末転倒なこと。

まじめで優しいひとほど、
自分さえ我慢すればと、相手のために自己犠牲をしてしまうことがあります。

子どものためにと、時間も労力もお金も惜しまず使う。
それが子どもにも自分にも、喜びだと感じるなら良いんだけど、

ストレスがかかりすぎてお母さんが倒れてしまったり、イライラして家庭の雰囲気がギクシャクしてしまったら、結局、子どもたちにとっても望まない結果になってしまいます。

だから、私がどうにかしなきゃ。私が頑張らなきゃ。
と、窮屈になってしまうときは、

少し肩の力を抜いて、誰か信頼できる人を頼ったり、少しでも自分が楽になる方法を探すことが大事です。

自分にとっても相手にとってもベストな方法を考えることは、大変だし時間がかかるかもしれない。
一方の意見を押し付けたり、反対にすべてを聞き入れたりするのではなく、お互いに歩み寄りながら、丁度良いところを探していく。


そうやって、自分と自分以外のものとを大切にする姿勢が、社会や宇宙全体の調和に繋がります。

だから、まずは自分と調和すること。

つまり、「本当の自分」を見つけることが何よりも重要なことだとヨガでは教えているんです。


あなたが、普段の生活の中で、
自分のためにできることは何でしょう?

私も目の前の人も幸せでいられるために、自分にできることは?


そんな視点で過ごすようになると、今までとは違った世界が広がるよ。


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angie


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