たかちゃんに
■2024年(両親81歳)
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帰り際、母にもう一度だけ会わせてもらう。
母はベッドで休んでいた。
目を瞑っていても、穏やかな雰囲気が感じられる。
落ち着いている様子。
尚子「お母さん、来週退院だからね!」
母 「うん。分かった。」
尚子「よろしく! はい、おやすみ。」
母 「分かりました。たかちゃんに… あそこの駅行ってさ、」
尚子「うん」
母 「何だったっけ…」
尚子「お父さんに駅まで迎えに来てもらおうか!」
母 「そうそうそう。」
尚子「うん。分かりました~。」
母 「そうしましょう。」
尚子「じゃあお父さんに言っとくね。」
母 「うん。来週の今ぐらい?」
尚子「うん、そうです。」
母 「いいよね?」
尚子「うん、そうしましょ~!」
目を瞑りながらもちゃんとしゃべってくれた。
かなり安心する。