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最悪のシナリオ

■2024年(両親81歳)

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父 入院12日目 続き(4)

ケアマネージャーさんより説明を聞き、自分が想像していた看取りのイメージとずいぶん違っていたことに気づく。

まず第一に、別荘でも病院と同様、危なくなったら知らせが入り、そこから駆けつけて看取りの瞬間に立ち合えるものだと思っていた。

また、家族が交代で四六時中寄り添うものだと思っていたが、家族が別に不在でも構わないというか、不在の間、特にスタッフさんが張り付いていてくれるというわけではないこと。

旦那さんにも詳しく相談すると、自分が別荘に戻すという選択をしたことで、別荘で例えば父がまた激しく血を吐いたり苦しんだりというシーンが発生する可能性も無きにしも非ずということを覚悟した方が良いと言われる。

その点、病院ならば24時間バイタル管理の元、都度吸引や酸素吸入をしてくれるので安心と言えば安心だと。

父の場合は肺という呼吸器の疾患なので、たとえ最後の段となっても喀血に伴う窒息のリスクがあり、気が抜けない。

自分が選択したせいで、最後の最後に父を苦しめてしまうという最悪のシナリオになるかもしれないということを懸念しているのだ。

旦那さんの指摘する点も重々分かる。

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