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誰にも分からない

■2024年(両親81歳)

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父 入院13日目 続き(13)

10:55 旦那さん、A病院到着。

父のおでこに触れ、ご挨拶。 

旦那さんは何とも言えない眼差しで父を見つめている。

父の掌が真っ白になっている。

11:15 一旦退室を促される。

デイルームで看護師より死亡診断書等の説明を受ける。

発行にはいくらお金がかかるとか、再発行の場合はとか…

この辺りはもう全面的に旦那さん頼り。

わたしと姉の頭には今、小難しい話は受け付けない。

11:30

O主治医より、CT検査の結果説明を受ける。

第一声、「お疲れさまでした」と言われ、なんだかなぁという心持ちになる。

CTでは、出血経路が気管とより繋がっていたと思われる=肺からの出血だった可能性が高いと言える。

頭、脳は異常なし。

右の肺にガンがあったものの、直接の死因としては誤嚥性肺炎である。

以上、あっさりと説明は終わる。

なぜ今回の入院直後のタイミングで急に肺から出血してしまったのか?

これはもう誰にも分からないことのようだ。


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