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「ひろっこ」と「ポ」
新生活3週目。6才の子どもは学校から帰るたんびに、新しい「ともだち」と思しき名前を口にしています。順応が早いんですよね。子どもって。
もしや、ぼくが毎日名前を忘却しているのでは。と、心配になるくらい(最近ちょっと忘れっぽいですからねえ。)毎日新しい「ともだち」が登場します。毎日ともだち。ずっとともだち。ケツメイシですね。君に幸あれ。
そんな「ともだち」のひとりに、
気になる名前を持った子がおります。
その名も「ポッキー」くん。
むすめ曰く、本名でポッキーくんなのだ、と。
日本人の男の子だ、と。
「ほんとに、ポ、なんだよね?」
「うん。ポ!」
「パピプペポのポ?」
「うん。ポ!」
本当かい。ポ。にわかに信じられないな。プリッツくんでもなく、トッポくんでもなく。ポッキーくんときたもんだ。いや、恐れ入った。もしや、ポッキーくんの苗字は江崎で、お母様のお名前がグリコとか。ハハハ。まさかね。
真偽のほどは、わからないままです。
でも、わからないままの方がおもしろいこともありますからね。いつか明らかになりますから。今はそっとしておこうと思います。
さて、与太話もほどほどに。
トップの写真は「ひろっこ」です。
おもに秋田や山形で栽培されるアサツキの新芽。雪深いこの時期に、雪をかき分けかき分け収穫する伝統的なお野菜。これをサッと湯がきまして、酢味噌をつけて食べるのです。
これがもう、たまらないんですから。「甘くて柔らかいネギの根っこ」とでも言いましょうか、しゃくしゃくと噛んでいると、ツンとしたネギ系の刺激と、ちょっとぬめりが出てくる。最高。
これはね、お酒ですよ。お酒。日本酒の出番です。
あ、惣誉なんかどうでしょうかね。
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栃木県のお酒。これがうまいのなんのって。スッと飲めて芯のある味が伸びてきて、きれいにキレるのです。どんな温度帯でもダレない凛とした味わい。
良いなあ。惣誉とひろっこ。
きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。
それでは、また明日。