「白菜の浅漬け」と「スーダラ節」
昨夜の自分に問う。
「おいっ!そんなに一生懸命お酒を飲んで、どういうつもりなんだ。あっ、おかわりっじゃない!こっちを見ろ!」
「うーん?なんだ、おれかぁ」
「そうだ、おれだ。いいか、よく聞け。これ以上飲んでも翌日つらいだけだぞ。わるいことは言わない。そろそろ引き上げるんだ。ここらが潮時ってやつだよ。な」
「ええ、なんだって?いま、ようやく興が乗ってきたところじゃないか。こっから、こっから。おまえも一杯のんでけよ」
「ばか。飲めるかよ。おまえのせいでおれはな、強烈な二日酔いなんだよ。明日は我が身って言葉、わかるか。あれだよ。だから、もうやめてくれ。」
「お、明日は我が身とは、うまいこと言ったなあ。我ながら。これがほんとの自画自賛か。あっはっは。おかわり」
「おいこら、おかわりするな。話を聞け。こっからっていうけどな。これ以上飲んだって何も生まれはしないし、どこにも辿り着きはしないぞ。おまえだって、わかってるだろう。おれなんだから」
「そりゃあ、まあそうかも知れんなあ」
「ほれみろ!そうと決まれば、気を強く持って、帰り支度をす……」
「でもなあ、何が生まれるだとか、どこに辿り着くだとか。そんなことじゃないだよなあ」
「じゃあ何のために飲んでるんだよ!」
「飲みたいから飲んでるな」
「そうだよね」
さんはい!
「わかっちゃいるけどやめられない!」
はい。お酒も与太話もほどほどに。
さくさく瑞々しくて甘い。
まるで梨。この時期の白菜の旨さったらないですね。奥さんがこしらえてくれた浅漬けを食べて、あんまりおいしいんであやうく目玉が飛び出すところでした。二日酔いにしみる。
「浅漬け」は冬の白菜のポテンシャルを引き出す調理法としてベストなのではないでしょうか。作り方もとてもカンタンですし。
【つくりかた】
①一口大にざく切りにした白菜をビニール袋へ入れる。
②塩、白だし、酢をぱらぱらとまぶす。
③口を締め、まんべんなく行き渡るように振り、揉む。
完成!!
白菜自体の風味が大変素敵ですので、甘塩でサラダ感覚で食べていただくのがおすすめです。また、おこのみですが、柑橘の皮、鷹の爪の輪切りを加えると、お酒にグッと寄ってきますね。合わせるお酒としては……
奈良県、倉本酒造のKURAMOTOなんていかがでしょうか。
「マスカットみたいな爽やかな香り」「心地よい酸味」とは、よく聞くワードではありますが、この「KURAMOTO」に限っては、いままで「フルーティな日本酒」と呼ばれていたお酒たちと明らかに一線を画す、本当の意味での「果実味ある日本酒」の表現に成功していると思います。
白菜のみずみずしさと甘みに相性抜群まちがいなし。超、爽やかカップル。春のテニス部。
酒名:KURAMOTO
製造:倉本酒造(奈良)
公式HP:https://kuramoto-sake.com/
住吉酒販公式オンラインストア:
https://www.field-to-table.jp/items/40470816
ぜひお試しいただきたいものです。
あ、もう飲むこと考えてる。
困ったもんだなあ。
きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。
それでは、また明日。