【第8回】最適な睡眠時間はどれくらい?自身に適した睡眠時間を知るには
前回の投稿で「睡眠は質も量も大切」という話をしました。では、最適な睡眠時間はどれくらいなのでしょうか。
結論から言うと、最適な睡眠時間は個人差があり、年齢や生活習慣、健康状態によっても異なります。
7時間睡眠がもっとも長寿というデータも
死亡リスクの観点からみると「7時間」が一番リスクが低く、それより長くても短くても死亡リスクは増加しています。
睡眠時間が6時間以下の場合、短時間睡眠による「慢性的な睡眠不足」がさまざまな疾患を引き起こす要因となっているのが一般的な見解です。
一方、睡眠時間が8時間を超えると疾病リスクが上がるかというと、必ずしもそうではありません。
睡眠時間が8~9時間以上の人はすでになんらかの健康問題を抱えており、長時間の睡眠が必要だと推測されています。
最初にもお伝えしましたが、最適な睡眠時間は人によって異なるので、自身に最適な睡眠時間を見つけるのが一番よさそうですね。
最適な睡眠時間を知るには
自身の最適な睡眠時間を知る方法の1つとして、筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 機構長 柳沢 正史先生の書籍で紹介されていた方法を紹介します。
最初のステップとして、普段から休日に寝だめをしている人は、いったん寝だめをやめてみてください。
次に、普段の睡眠時間よりも30分長く寝ます。平日に30分遅く起きるのは難しいと思うので、30分早く寝る生活を2~3日続けてみてください。
目覚めたときの体調を記録し、さらに睡眠時間を15分増やしてみます。
このように、少しずつ睡眠時間を長くしていき、一番すっきりと目覚めることができた時間が、本来の適切な睡眠時間ということになります。
参考書籍
※今回の内容は複数の書籍やYouTubeの動画などを参考にして自分なりにまとめています。そのため、著者の考えと違う点があることはご了承ください。