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米作りの1年を体験する。【第4回】 2025年の米作りは、もう始まってる 

今年も、田植え、草取り、稲刈り、そして冬の手入れまで『米作りの1年を体験するオーガニックライスジャーニー』(主催:友部コモンズ)に参加しています。今までの note(記事) は、↓ こちらのマガジンにまとめているので興味のある方はどうぞ。

この取り組みは、”無農薬・無化学肥料の有機の田んぼで「自分たちが食べるものをつくる」”こと。そのプロセスに参加することで四季を感じながら、自然の恵みのありがたさを感じることができます。

プログラムは計4回/ 年

Organic Rice Journey/ オーガニックライスジャーニー

田植えから稲刈り、冬の手入れまで米作りの一年を体験する

無農薬・無化学肥料の有機の田んぼで
「自分たちが食べるものをつくる」
そのプロセスに一緒に参加してみませんか。

機械を使わない手植えの田植えに始まり、
夏には草取り、秋には稲刈り、冬にはくん炭づくりなど四季折々の作業を

有機米農家を15年以上続けている清水有機農園の清水さん環境・生物多様性と農の関係、自然の循環などのお話もまじえて米作りを教えてくれます。

なんでもお金で買う世の中ですが
自分たちが食べるものがどこから来るのか、
自然の恵みとはどういうことなのかつくるプロセスを体験することで見えてくるものがあるかもしれません。

【年間スケジュール】
1回目  5/25(土) 09:00-13:00 春の田植え
2回目  7/20(土) 09:00-13:00 夏の草取り 
3回目  9/23(祝) 09:00-13:00 秋の稲刈り
4回目  11/16(土) 09:00-13:00 試食会・冬の手入れ(今回)

友部コモンズ案内より

今回は、全4回のプログラムの最終となる第4回目11/16(土)【冬の手入れ】に参加してきました。”冬”の手入れといっても、11月とは思えないほどに暖かく、農作業をするには絶好の日となりました。

【まずは朝の散歩から】

 集合時間よりも少し早く到着したので圃場周囲のひとり散歩から・・・。非常に贅沢な時間です。

こちらの圃場は、周囲を木々に囲まれており、この林道を通って来ます
周囲の目も気にせずに農作業に集中できる場所です
物音を立てずにいると、鳥の鳴き声や風の音だけになる場所です
稲刈り後の2番穂の刈込みも完了の圃場


農道を通って我々が体験させていただいている圃場へ


こちらが体験させていただいている圃場です
朝日がいい感じでした


こちらは隣の圃場です
2番穂がかなり生長していました
暖かい日がもっと続けば稲穂が育ちそうでした


2番穂の様子
稲刈りしたところから、生長しています
生命力を感じます


良い風景
秋を通り過ぎて、冬はもうすぐそこ、という感じです
夏の暑かったことも良い思い出です


【冬の手入れ】

 冬の手入れでは、来年の米作りに向けた”土づくり”をしていきます。実のところ、米作りはこのタイミングから始まっているんですよね。米作りの体験イベント等ではどうしても田植えや稲刈りに注目しがちですが、一番大切なプロセスは、やはり土づくり。このプロセスでは、”田んぼ”から受け取った”恵(めぐみ=お米)”以外の藁(わら)や米ぬか、そして もみ殻等を再び田んぼに還していきます。藁が分解されやすくするために、米ぬか等も均等に蒔き、もみ殻も燻炭にして炭化させて田んぼに還してあげるのです。このコンセプトを教えていただいて目から鱗のような気持になりました。

こちらはもみ殻。これを燻炭にしていきます

朝のミーティングでお互いの自己紹介を終えて作業の準備
今回も参加してくれた子供たち
燻炭づくりとともに、焼き芋の準備も。
米ぬかは軽トラ一台分
手分けしてこんな感じに、米ぬかを蒔いていきます
元気よく育つ稲を想像しながら、想いを込めて蒔いていくと一層愉しみが拡がります
米ぬかが均等に蒔かれた様子(分かります?)
おっと、かけてしまってすみません。(分かります?)
1時間半程度の作業を終えて
焼き芋をいただきます。自然の恵みスイーツ。
9月に稲刈りしたお米の試食です。
(今回は忘れずに撮影できてよかった。いつも忘れるので。)
お米の味を愉しめるので、”おかず”いらず。
お米の試食、種類を分けて食べてみるとその違いが良くわかります。

 今回は、コシヒカリ・晴海(はるみ)・ササニシキの三種類をいただきました。ササニシキについては、種まき・田植え・草取り・稲刈り等、一連のプロセスに関与することができたので、やはり格別の嬉しさがあります。

今回試食したお米のうち、ササニシキと晴海を両親へのお土産に(新米です)

【終わりに】

 田植え、草取り、稲刈り、そして冬の手入れまで年間を通じたイベントも、事故や怪我もなく無事に終えることができました。そしてイベントの他、米作りを通じていろいろな人との出会いがありました。このような機会をいただいたオーナーさん、そして企画・準備・サポート・参加いただいた友部コモンズの関係者の皆さんに感謝したいと思います。もちろん、美味しい”お米”を作りだしてくれた豊かな自然にも感謝ですね。
 『四季を感じながら、自然の恵みのありがたさを感じる』、それらを通じて『自分自身も心豊かになる』。そのあたりが本質のように感じました。オーガニックライスジャーニーのイベントは成功だったと思います。来年の米作りは既に始まっています。来年はどんな米作りになるでしょうか。どんな出会いがあるでしょうか。どんな学びがあるのか、また1年後を想像すると、また愉しみが拡がってきます。また情報更新していきます。では。


捕まった…
そろそろ冬支度?


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