『SDGsのすごい会社』:SDGsへのリアルな取り組みを一挙紹介!(扶桑社)
"SDGs"、"サステナビリティ"等という言葉を、いたるところで目にしますし耳にするようになりましたね。試しにGoogle Trendsで"SDGs"で検索すると、2020年10月頃から相対的に検索の割合が急増しています。また、関連するキーワードとして"SDGsの取り組み"が急上昇しており、こちらは2021年5月頃から急速に上昇していることが分かります。
SDGsという言葉は耳にするけど、実際のところは?と考える人や知りたい人が多いことの顕れでしょうか?
本書では、そのような疑問を持つ人たちに一つの答えや視座、取り組み方等を提供してくれる17社の取組事例が紹介されています。
”どんな会社なのか?”、”どのようなポイントがすごいのか?”、”100年後への約束”、等共通したフレームワークで紹介されており、事例として理解しやすいです。また、文末には事例企業を紹介する著者同士の対談が掲載されており、SDGsというツールを活用して、いかに人間の意識や行動を持続可能なものに変えていけるか等の視座が読み取れます。
我々は(ある意味)常に変化を求めながら、新しい知識・新しいコト・新しい出会い等を模索し生きているといえます。その時間感覚は、人間の寿命をベースとしつつ、1年、1か月、1週間、1日・・・という時間感覚であり、その感覚で物事を捉えていると思います。サステナブルであるということはどういうことか。一つの考え方として、この時間感覚(視点・意識と捉えた方がより分かりやすいかもしれない)を木や森レベルで世の中を捉えてみるということなのかもしれない、と私は思いました。
こういうことなら自分達にもできる気がする、サステナブルであることは、ひょっとするとこういうこと? というアイディアを提供してくれる一冊です。興味のある方はぜひどうぞ! 丸山康明
『SDGsのすごい会社』”SDGsへのリアルな取り組みを一挙紹介” 扶桑社