穏やかな南の島に癒される『髪を切りに来ました。』
こんにちは、石川由弥子(ゆみこ)です。
旅行に行きたい…!!!
そんな欲を抱えながら東京で日々過ごしています。
漫画の中くらいは、穏やかな南国の風を感じたい。そんな時におすすめの作品があります。
今日は、高橋しんさんの漫画『髪を切りに来ました。』をご紹介します。
『髪を切りに来ました。』のあらすじ
舞台は沖縄の離島。ここで美容師の睦と小学生の一星父子が慣れないふたり暮らしに挑戦です!緩やかな空気と島の人、美味しい食べ物を通じて、それぞれが成長していきます。毎日一生懸命で、疲れたあなたの心に効くあったかい物語!
『髪を切りに来ました。』のおすすめポイント
本作は、『最終兵器彼女』を描いた高橋先生の最新作です。
いわゆるセカイ系と言われる作品ですが、そういった作風とは違い、穏やかな父子の生活の様子が描かれています。
本作のおすすめポイントをご紹介します。
①南の島のゆったりとした時間の流れ
舞台は沖縄の離島。東京から離島留学しにきた美容師の父と、言葉が話せなくなった息子が引っ越してくるところから話が始まります。
広がる青い海、強い日差しと、穏やかな風。
最初こそ、外から来た人間に対して難しい態度をとっていた地元住民たちでしたが、前向きな親子の姿に感化され、少しずつ彼らを受け入れていきます。
せかせかしない島での暮らしに、いつしか読んでいる私たちの心も穏やかになっているはずです。
②父子の穏やかな時間
とある理由で声が話せなくなった息子を抱え、2人で離島にやってきた親子。離島での2人の暮らしは穏やかそのもの。
力を合わせて生活を整え、息子の表情に注意を光らせ、嬉しそうな息子の顔を見ては父も嬉しそうな顔をします。
父親も完璧ではない。
完璧ではないなりの努力が見えるのが、とても良いのです。
同じ経験をして、分かち合って、親子になっていくのだなと思える作品です。
毎日を生きる優しさ
本作には、父子が力を合わせて日々を生きる様子が描かれています。
父は息子を、息子は父を思いやる、優しい物語。
読むと心がほっと暖かくなる、そんなお話です。
南の島の風を感じたい時、優しい物語が読みたい時、おすすめです。
ではまた〜