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pasteltime
「どうして息子くんと信頼関係を築くのが大事だと思ったの?」
会えば自己肯定感や親子関係について話す友人に「どうして息子くんと信頼関係を築くのが大事だと思ったの?」と質問され「そういえばなんでだったけか?」と振り返った。
学生時代、わたしにとって親は血が繋がっている親権者であって信頼できる人ではなかった。しかしわたしの友人は親と仲が良く、親とよく話すし悩み事も打ち明けていた。小学校の友人も中学の友人も、家が安心できる場所で羨ましかった。友人の親に「なんで仲が良いの?どういうことに気をつけて子育てしているの?」などとよく質問していた。自分と比べ、何が違うのか、どうしたら親子が仲良くなれるのか、よく考えていた。
キッカケは、20歳。笑ってしまうぐらいわたしと同じように親に不満や疑問を抱えている人に出会い仲良くなった。大きく違うのは友人はその負のエネルギーを学ぶエネルギーに変換し、大学で家族心理学を専攻していたことだ。とてもカッコよかった。その友人が勧める本を読み、それをキッカケに心理学系の本を読むようになった。
どんな本を読んだか記録はないが、実家で探したらこの2冊があった。
そう、団 士郎さん。”家族の練習問題”という本が珍しい形だったのでその友人の紹介だったのを覚えている。
この2冊を含め様々な本を読んでいくうちに、わたしの親への不満や疑問が小さくなり「親と子で信頼関係が築けると良いことしかない」と確信した。これが子育ての土台になっている。
息子は「ぼくはママのことを信頼している」「ママといると安心するし、家は帰りたい場所で落ち着く」という。わたしにとっては金メダル級の言葉だ。信頼関係を築くことを重要視してよかったと心から思う。
友人の質問から振り返り、人との出会いがここまで連れてきてくれたと、改めて感謝した。