「よい姿勢」のために 意識したいちょっとしたこと
「姿勢をよくしよう」と思って自分なりにやってみるのだけど、どうも疲れてしまう、大変だよなあ、という人向けに、今日はちょっとした意識の仕方をお伝えします。
よい姿勢 ここでの定義
この「ホリ研マガジン」でもたびたび話題にしていますが、身体のどこかに頑張り過ぎているところがあるのは好ましくありません。
姿勢をよくしようと肩首に力が入ってしまったり、腰が反ってしまっては肩凝りや腰痛などがひどくなってしまう可能性も。
「よい姿勢」というのは、無理がなく、そのほうが身体がラクに感じる、なんとなく心地よい、そんな状態が理想的。
なので、ここでの「よい姿勢」とは、
モデルさんのように見た目が美しい
姿勢ではなく
身体に無理がなく心地よい状態
と定義することにします。
意識したい場所は?
よい姿勢のために意識したいのは、ずばり「首の骨」そして「腰の骨」、
専門的に解剖用語で言えば「頚椎」及び「腰椎」
です。
首の後ろ、腰を長〜くしてみましょう。
どうでしょう?
それだけで背筋がすっと伸びた感じがしませんか?
そこに更にもう少し細かい意識を加えてみます。
身体って3D!!
骨格図など、図や写真は平面、2Dです。
肋骨や背骨と言ってイメージするのは図や写真で得た知識から、もしかすると平面、2Dかもしれません。
しかし、肋骨を横から手でがしっと掴んでみるとわかりますが、人間の身体にはかなり厚みがあります。
肋骨も立体的、そして背骨一つ一つ(椎骨)も上から見るとこんな感じで
厚みがあることがわかります。
つまり体は薄っぺらい2Dではなく、がっしりと厚い3Dなのです。
ここで先に上げた「首の後ろ」そして「腰の骨」をもう一度意識してみましょう。
首の後ろ、と言っても、手で触れる首の骨の後ろ側ではなく、厚みのある首の骨の前の面です。
腰の骨も同じように骨の前側がスッと長い感じをイメージしてみましょう。
そうすると、立体的な肋骨の中から首の骨も腰の骨も伸びているような感じになりますね。
この感じなら、肩首に力も入りづらく、腰も反りにくいのでラクに姿勢を保てるのではないでしょうか?
デスクワークをしていたらお腹が丸まっちゃった!
スマホを見ていたら頭が前に落っこちちゃった!
そんな時は是非、首の骨、腰の骨の前側を長〜くしてみてください。
程よく脱力したまま、骨盤の上に肋骨、肋骨の上に頭がスッと乗るこの感じなら、キープするはそれほど大変ではないはずです。
心地よいところを探してみてくださいね。