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人事・採用広報のための公式Instagramのはじめかた

こんにちは!ライフェックス広報の丸山です。
弊社では、採用で応募いただく方に会社の人やカルチャーを知っていただき
選考過程での判断材料にしていただくため公式Instagramを運用しています。

最近、公式Instagramの始め方についてご質問をいただく機会があったので、弊社ではどのようにInstagramを運用しているのかnoteにまとめてみようと思います。

BtoB企業で、なぜInstagram を選んだのか?

Instagramは画像中心ということもあり、絵になる商品もなく、有形のサービスでもない弊社には合わないのではという議論は当初ありました。
ただ最終的に、転職先の会社を検討する時にメンバーの雰囲気や、オフィスの環境をビジュアルで見るって一番ニーズが高いのではということになり、
Instagramの運用を開始することになりました。

Instagramを見てライフェックスを知ってもらおうというより、ライフェックスに興味を持っていただいた方により知ってもらいたいという想いが当初からありました。

アカウント開設後まず決めたこと

公式アカウント運用の素人だった私は、弊社でクライアント様のアカウントの運用代行を行っているSNSチームのメンバーから進め方を指南してもらいました。当時指南してもらったことをお伝えします。

①投稿の目的

投稿の目的がブレないよう目的を言語化しました。ライフェックスの場合は『選考過程の候補者の情報源として会社や仕事の雰囲気を知ってもらうこと』が目的です。

②運営の方針と体制

一定の投稿数を継続することが大事という考えから、フォロワー数やエンゲージメントをKPIにせず、当初は月15投稿、半年後に月20投稿をアクション数に設定しました。

また体制について投稿は広報担当がメインで行うものの、企画のアイディアと振り返りは1ヶ月に一度特定のメンバーで社内ミーティングを設けました。

③投稿のルール

ライフェックスらしさが伝わる内容とすること等、投稿の際の指針をルールに据えました。
特に『ライフェックスらしさとは?』は人によって少しずつイメージが変わりやすいので定義を言語化して見える化しました。

<ライフェックスらしさとは?>
- チームはあるがPJT単位で仕事するので風通しが良い
- やりたいことがあれば手をあげてできる環境 
- 自己実現が可能 
- 裁量の幅が広い 
- 個よりチームライフェックスとして仕事に向き合える

世界観を決めるデザインの設計

ここまで決めたら、次はどのようなビジュアルで伝えるかを決めていきました。
Instagramはビジュアルで表現するSNSのため、写真の統一性がとても重要です。企業がこう思われたいというイメージと見る方がこう思うというイメージに齟齬が生まれないようにデザインは時間をかけて設計しました。

例えば、以下のように写真の色味やコントラストで受け取る印象は大きく変わります。他社の投稿を参考にしながら、自社のイメージや印象に合わせた色味やトーン、コントラストを決めていくと統一感のある世界観が表現できます。

色味やコントラストは加工アプリを活用します。例えば当時は、LightroomやVSCO、PhontoやCanvaを検討しました。同じ写真を加工アプリで色味を変え、どの色味で統一するかを決めていきます。

フォントについても色々なフォントが並ぶと統一感がなくなるのでゴシック、イタリック系、おしゃれ英字フォントの3パターンを決め運用しました。

投稿は3つの投稿が横に並びます。なので、3つずつで構成を考えるときれいに整います。横列だけでなく縦列で揃えるパターンもありですね。
全社員で撮影した集合写真などはグリッド投稿(分割投稿)にし1枚の大きな写真として見せるのも一つのテクニックです。

分析指標について

最初のうちは、どのような投稿がリーチ数が高いのか、エンゲージメント率が高いのかといったことがわからないので、振り返りの時間を月1回設けて、数値の分析を行っていました。

<インサイトから読み解ける数値>

インプレッション数(投稿が閲覧された合計回数)
リーチ数(投稿を閲覧した人)
 ∟フォロー外リーチ /発見タブ経由 /ハッシュタグ経由
エンゲージメント数(いいね、コメント、投稿保存の合計)
 ∟保存率 /いいね数 /コメント
エンゲージメント率(エンゲージメント数÷インプレッション数)
プロフィールへのアクセス 
ウェブサイトクリック

次第に、メンバーの写真はいいねが多いということや、テレワークのデスクまわりの写真は、ハッシュタグ経由が多い、リーチ数も伸びるなど、企画ごとの特性がわかるようになってきます。

振り返りについては毎月行った方が良いのだと思いますが、結構時間を要するので大体の感覚をつかめた半年経過後は、ミーティングはアイディア出しだけにし、投稿数を15→20に増やして運用をしています。

企画アイディアについて

コロナ禍テレワークも多い弊社ではなかなかメンバーの写真が集まらず、投稿するネタに困るということがありました。

そういう時は企画ネタを考えて投稿するようにしています。

これまで行った企画一例:
・メンバーの夏休みの過ごし方
・メンバーのテレワークスペース
・他己紹介
・おすすめの音楽/映画/食
・数字で見るライフェックス
・メンバーの10年を振り返る

夏休みの過ごし方やテレワークスペースは、特定のメンバーを選び、企画趣旨を伝え写真提供してもらいます。仕事も遊びも楽しむライフェックスなので、オフの姿もぜひ見てもらいたいと思っての企画です。

また他己紹介やおすすめの音楽/映画/食は、メンバー間のコミュニケーションも兼ねて、チャット上のコミュニケーション部屋で、順番を決めて投稿してもらうことでお互いのことをよく知ろうという趣旨で始めた企画がきっかけでした。これらの企画をまとめてInstagramのコンテンツとしても2次活用しています。

数字で見るライフェックスやメンバーの10年を振り返るという企画では、あらかじめ質問を決めGoogleフォームで回答してもらい、集計してInstagram投稿に活用しました。

これらのアイディアは全てメンバーからこういうのいいのでは?季節的にこういう話題はどう?と提案をもらって進めました。

アイディア出しはできる限り多くのメンバーに関わってもらうことでより見る方のニーズに応えた投稿になりますし、社内コミュニケーションの一環にもなっている気がします。

最後に、1年Instagramを運用して得られた成果

なかなか数値で成果を測れていないのが課題ではありますが、ライフェックスではこの1年で5名のメンバーに新たに入社してもらいましたが、選考過程で、HRメンバーよりnoteやInstagramのリンクを共有しています。

入社した全員が、Instagramで社員の雰囲気やカルチャー、考え方を知り、入社の決め手になったと言っていただきました。

運用担当者としてはこれほど嬉しいことはありません。
日々の投稿は時間もかかりますが、これからもライフェックスらしい投稿を続け、自社の価値観や環境、『人』にフォーカスをあてることで、よりフィット感を持って入社の意思を固めていただけるよう運用していきたいと思います。

以上、道半ばではありますが1年公式Instagramを続けた結果をお伝えしました!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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