挑戦のきっかけはSNS。複業でPRの会社を立ち上げることになった話。
こんにちは!ライフェックス広報、そして令和PRの丸山です。
Twitterでもお伝えさせていただきましたが小澤美佳さんとともにこの度株式会社令和PRを立ち上げました。小澤さんが代表取締役となり、私が事業推進責任者という立場でこれから事業を推進していきます。
代表としての創業の想いは小澤美佳さん(以下美佳さん)がこちらに綴っていますのでぜひお読みください!
この報告をするにあたりたくさんの応援の声をいただき本当に本当に嬉しく思っています。
「すごいパワフルですね!」
「育児もしながら3足のわらじですね!」
本業のライフェックスを続けながら今回立ち上げた経緯もあり、働き方についてこのような感想をいただくことが多くありました。
副業や兼業は、国も推奨し年々一般化してきていますが、私はこれまで副業兼業をしたことがありませんでした。
そのため、正直このようなチャレンジをすることになったことを一番自分が驚いています。
今回自分の中の心境の変化を一度整理して言葉にしてみたいなと思いこのnoteを書くことにしました。
この先のキャリアに迷われている方やチャレンジしたいけれど迷っている方に少しの勇気が届けられれば嬉しいなと思います!
個人がメディア化できる時代
本業のライフェックスは、EC、D2Cのマーケティング支援をしている企業です。これまで紹介だけで案件をいただいており、営業も広報もおらず自社のことを世の中に発信する仕組みがない会社でした。
私は今から2年半前に広報を立ち上げ世の中に自社の認知を拡大するべきライフェックスに入社しました。
ひとり広報として右も左もわからない中で広報と名がつく書籍を片っ端から読みセミナーや他社広報さんと繋がれるイベントには積極的に参加していました。そんなタイミングで参加したのが、美佳さんのひとり広報向けのセミナーです。
「Twitter1万フォロワーになったら個人がメディア化できる」
セミナーで「BtoB広報は顔出し社名出しで個人でTwitterを運用するべき。1万フォロワーになったら影響力が増す」いう趣旨の発言があり、この言葉が深く自分の中に突き刺さりました。これまで自分が考えていた広報という職種へのイメージがガラッと変わった瞬間でした。
当時の自分は不特定多数に向けての発信が大の苦手。前職では、昇進を見据え、当時の上司から社内チャットで毎日発信をするというKPIをもらうほどでした。(もちろんのらりくらりと言い訳をしながら発信することから逃げ続けました笑)
しかし、ライフェックスは当時10人超の組織。知名度がなければメディアに取り上げてもらうなんて夢のまた夢。自ら発信しなければなにも生まれない状況でした。
自身のアカウントをメディア化しよう…そう決意し入社1ヶ月後にTwitterを個人運用でスタート。世の中に向けて発信する取り組みを開始しました。
繋がりたい人と繋がれる世界
Twitterの運用は試行錯誤の日々でした。
※運用の進め方はこちらに詳しく綴ってます。
しかし一方で、広報立ち上げ初年度は、積極的に他社広報さんと繋がることでたくさんの学びを得ることができました。
他社広報さんの頑張りに刺激をもらいつつ、成果がでた方のやり方を真似したり、活動で悩んだら相談し解決策を導いてもらうことも多々ありました。
広報担当者だけでなく、自社のサービス領域に近い方とも多く繋がることができ企画をご一緒したりサービスや採用でライフェックスに興味を持ってもらう機会にも恵まれました。SNSでの人脈があらゆるところで活かされていることに感謝しかありません。
そして去年の秋に美佳さんとオンラインで1対1でお話しする機会が訪れました。営業で行動量とスピード感を持って進める姿勢や、パブリシティ掲載だけを目指すのでなくSNSやブランディングなど多角的に経営目線でPRしていく思想などに元々共感を持っていたのですっかり意気投合。さらにじっくり話をする時間を設けるため、直接お会いさせていただきました。
その対面の場で、令和時代の広報ノウハウを伝えていくライフワークを手伝って欲しいという美佳さんからお話をいただき二つ返事で了承しました。
広報キャリアを突き進むために必要なのは経験
数ヶ月が経った頃、美佳さんから会社を起業し事業として大きくしていきたいというお話を聞き、自分のこれからのキャリアを考え直しました。
私はライフェックスに入社して以来広報立ち上げのため本当にたくさんの取り組みを経験しました。
改めて整理すると以下のような取り組みを行いました。
SNS立ち上げ
個人Twitter/公式Instagram/公式note運用コーポレートリブランディング
経営陣と一年かけて理念を策定し、コーポレートサイトとコーポレートロゴ改修、サイトはSEO対策なども担ってコラム運用を行っています。メディアリレーションズ
メディアの名刺ゼロの状態から全EC業界紙との関係構築、定期的な寄稿記事執筆、初の調査リリースやSaaS事業のLINEサービスとCRMアカデミー事業という2つの新規事業にもサイト制作から0から関わりリリース配信や取材獲得、有料記事やメディア媒体からのメルマガ集客まで経験しました。書籍PR
広報戦略の一環で1年をかけてブランディングに関わる書籍を出版しました。自社セミナー立ち上げ
営業組織立ち上げに伴い、リード獲得のためのセミナーを立ち上げ。複数社での共催セミナーを自社で企画できるまでになりこれまで約50回のセミナーを企画・運営し1回のセミナーで100名以上の集客ができるようになりました。
毎月EC事業者のゲストをお呼びする「みんなのCRM」は企画からゲスト依頼、運営まで全て担当し、1年の定期開催を経てCRMでの認知を広げていきました。最終的にこちらの企画がきっかけでアカデミー事業の開講につながりました。インナーブランディング
ピープルプロミスの策定とそれに伴う新しい働き方制度「ワッフル制度」リリース。ピアボーナスやLOVE休暇、ビジネス書籍の会社負担、フルフレックスやオンボーディングを含む制度をHRと連携し策定しました。
これだけの取り組みを広報未経験者の自分が全て0→1で経験させてもらえたことは私の貴重な財産となりました。
そして同時に、これまで色々な職種を歩んできた自分がはじめて広報職を軸としたキャリアに腰を据えて歩んでいきたいと思えたのです。
そこにない価値を創り出すことができるのがPR
ライフェックスでは、フットサルチームの立川アスレティックFCのマーケティング活動に昨年から一緒に関わらせていただいています。ファン育成とクラブの認知を高めるにはPRが必要不可欠ということで、私自身も立川アスレティックFCの名刺を持って広報のサポートをさせてもらっています。
昨シーズン、最終のホーム戦で会場を当初の3倍の2000人満員にするという目標を共に歩ませていただき、クラブとして初の地上波のテレビ放映も経験しました。
そこで感じたのは、見せ方次第で価値は世の中に創り出せるということ。
そしてその場面に関われることが何より自分にとってワクワクすることだなと感じました。
そんな経験も相まって、これまでの広報経験をライフェックス以外でも生かしていきたいし、さらにはライフェックスではできない経験値も積みたいという思いも徐々に芽生えていったのです。
複業という働き方を欲張ってみる
美佳さんが代表として立ち上げる会社に事業推進という立場で関わる意志を決めて、まず相談したのはライフェックスの代表でした。
副業、兼業を可とするライフェックスだったので、ライフェックスでもまだやれることがあるという思いから二足の草鞋でやらせて欲しいと伝えました。
代表から返ってきたのは「向いてると思う!やりたいことを見つけたのはとてもよいし応援したい。でも起業はそんな生半可ではできないのでは?」という答え。事業立ち上げは片手間でできるものではない。必死の思いで会社を大きくしてきた代表だからこその言葉だなと受け取りました。
そして自分の甘さを突きつけられました。会社を辞め事業を立ち上げる決心はまだなく、結局会社の制度や金銭的に守られているからチャレンジしたいと思ったことを痛感したのです。
もちろん、まだまだライフェックスで自分がやれることもあるという自負もあり、一緒に仕事をしているメンバーの顔を思い浮かべるとまだ辞めるという決心はつきませんでした。一方で、本業に全力投球する仲間がいる中で片手間で仕事をするような悪影響も与えかねないと悩みに悩んで、フリーランスになる覚悟を決めました。
その後、紆余曲折はありましたが、最終的に役員や人事も味方になって応援してくれて、会社の副業兼業のルールを見直し、ライフェックス広報を社員という立場で継続しながら令和PRの立ち上げにもチャレンジさせてもらえることになりました。
私は第一子の息子の育休明けに、仕事との両立が叶わず1人で悩んで転職する決断をしたことを実は悔いてます。同じ決断に最終的に至ったとしても、決断する前にもっと周りに頼ったり甘えたりして悩みを相談しながら解決してもよかったんだと、退職する時にはじめて気づいたからです。
一方で働くことを辞めずに細々とでもいいから仕事を続けよう。仕事も育児もどちらも欲張るんだと当時決めて以来ずっと続けて来られたことを本当に良かったなとも思ってます。
今回の決断も、自分にとっては家庭や育児とのバランスが崩れるかもしれない大きな挑戦ではありました。ですが、私の人生のスタンスは「仕事も育児も遊びも全部欲張る」です。周りの力も借りつつ、時に甘えつつ、まずやってみよう、頑張ってみようの精神で挑みます。
令和の新しいPRで世界を変える
「広報とはメディア露出」未経験の私が最初に広報に対して思っていたイメージです。
しかし、無名のBtoB企業にとって、メディア露出以前にやるべきことがたくさんありました。世の中に伝えるネタもなければ、サービスの形も曖昧、語る言葉も統一されていませんでした。
だからこそ最初に行ったことは、向かうべく方向性を確認して、社内を整えて自社の価値を再定義すること。それらが定まってから、様々な取り組みを世の中に仕掛けて、あらゆる世の中の接点を築いていき興味を持ってもらい好きになってもらうことでした。
メディアとの接点づくりはその過程での一つの選択肢でした。
サービスやモノで溢れる今の時代において、他社に抜きん出て価値を示し自己発信していくことはとても大きな意味のあることです。そしてSNSやメディアの力を借りて伝えてもらうこともとても重要です。
今の時代にあったやり方を経営目線で模索し、さまざまな接点をつくるPRを自分自身がもっともっと体現していきたいし、活動を通して小さいことからでも世界を変えていきたいと思っています。
一緒にやろうと誘ってもらった美佳さんには心から感謝しています。きっと自分だけでは見ることのできなかった未来がこれから待っているでしょう。
そして副業や兼業が肯定化されつつ、会社の仕組みとしてなかなか整っていない「働き方」という問題がある中、挑戦をする環境を前向きに与えてくれたライフェックスにも本当に感謝しています。
たくさんの方に支えられていることを自覚しつつ、少しでも恩返しができるようにこれから令和PRとライフェックスという2つの環境で自分なりの貢献していきたいと思っています!
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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