映画『福田村事件』~
https://youtu.be/Ghl4fXyZXuk?si=v6bnBKD9Lm8JBByY
今日は(9/5)、2つの映画を観てきました。2つとも良かったかなと思います。特に日本映画の方が非常に良くてですね。そちらについて話したいと思います。最初っから余談なんですが。まるで初っぱなから余談。やっぱり私は日本映画が一番大好きだわ。本当に好きだわ。エンタメとか美しい女性とかに興味を持ち始めたのは日本映画だと思うから。勿論、世界各国のエンタメからも面白いことを見せてもらっているけど。一番最初に息を飲むほどの衝撃を覚えたのは日本の荒さと細かさとか。女性の凛々しさ・あざとさは、他にはない独特さがあった様に思う。当時はそう感じてた。今は色々入り交じっていますが。今日はそれを話したいと思っているわけではないのでね。そういう意味でも今日は、改めて日本映画が好きだなと感じた。久しぶりに映画を観てゾクゾクした。嬉しかった。
それでは、よろしくお願いしますね。はい。
『福田村事件』
1923年(大正12年)9月6日。関東大震災後の混乱及び流言蜚語(噂)が生み出した社会不安の中で、香川県からの薬の行商団(配置薬販売業者)15名が千葉県東葛飾郡福田村(現在の野田市)、三ツ堀で地元の自警団に暴行され、9名が殺害された実際の事件。
※キャストに、井浦新さん・田中麗奈さん・永山瑛太さん・東出昌大さん・コムアイさん・木竜麻生さん・向里祐香さん・カトウシンスケさん・松浦祐也さん・杉田雷麟さん・ピエール瀧さん・水道橋博士さん・豊原功補さん・柄本明さん。監督は、数々の社会派ドキュメンタリー作品を手掛けている森達也監督である。まぁとにかく豪華な感じなのだよ。素敵大好き。
この事件のことは、知っていた。100年前の事件なのか。なんか寒気がするな。日本に限らず世界中何も変わってないじゃないか。この世。恐ろしいな。マスコミの読まれたがりの記事とか。それを鵜呑みにしてしまい、集団いじめと、洗脳からなる袋叩き。関係のない犠牲者。この場合。女、子供だけじゃない。男だからこその支配的な犠牲とか。この時代も今もそう。頭がおかしくなりそうだよ。しかし、人間というものは良く分からない。私は、今年で34歳になるんだけど、自分も人間なのに全く人間の事が理解できない。だけど、現実的なことをいうと。それに対して面白いとも思わないし、興味深いと思ってもいないのだよ私は。期待をしていないのかもしれない。知らんけど。
なんだろうなぁ。人間って言い方したくないんだけど、語彙力がないもんだから例え方が分からないんだけどね。
自分より下なり、同じ位置なり。優位にたちたいという気持ちが少なからずあるのかもしれない。それが自分の方が優位にあると感じた・分かった瞬間に自分が強くなった気になる。そして、それが段々と群れになり行動がエスカレートしていくんだ。その中には、何も出来なくて傍観している人や、組織の為に弱い立場の人を攻撃する人、その行為が違うと思い止めに入ろうとする人。関わりたくない人。その中だけでもたくさんの立場がある。優位ってものは、そんなに良いものなんだろうか。そんなに気持ちいいものなのか。それがそうなのだとすれば、だからなのか分からないけど。話を聞かないで、相手を受け入れないんだよな。それが、考え違いなのかもしれないのに。自分が。自分達が正しいと思ってしまう。それはとても危険なことだと気づかずに。もしかしたら気づいているのになのかな?でも、気づいているのに行動をしていたら、恐ろしくて堪らないんだけど。
あ。うーん。差別とかいじめというのはそういうものなのか。いや、私自身がね。偏見とか嫌いなものがない人間ってわけではないんだけど。そんなに出来た人間ではないわけですから。嫌いは自覚しているけども、偏見というのは自覚というのが難しいなと思っていて。自分の育つ環境によって感じ方や行動の仕方が違うと思っていて。だから、自分の意思というよりは、教えられてきた事柄とかで、それが当たり前のことになっているんですよ。だから、それを差別とかいじめという感覚って認識していない可能性もなきしにもあらずな気もする。それも怖いんだけども。あぁ難しいよー。これ。怖いしか言ってない。怖いから。
でも、それを仕方ない。環境だからという言葉とか、態度で片付けてはいけないとはわかってる。100年前に、又は、今も世界中で罪のない人たちが、虐げられ、殺されたり、自ら命を落としたりしているのだから。この問題は、残酷なことだけどなくならないと思う。なくならなければいけないんだけど、なくすことはできないのでないかと。私が気づけていないだけで、100年前と世界は変わっていないんでは?と感じている。分からないけど。色々な言葉が出来て問題視されてきている点とか、テレビとか。インターネットとか。他はなんだ。まぁとにかく全世界にメディアが出来て共有できる様になっているから、皆が意識やすくなってきているかなとは思うけど。全体的な意味ではね。変わっていないんじゃないかなって。まぁそんな簡単に変われるなら問題にも残虐な事件なんか起きないわけですよね。なんか悲しくなってきた。平等とか自由って本当にあるんですかね。ん?あるの?。。。。。。。。。。。。ないわ。
普通のというか、普段の私生活でさえ平等なんて感じたことがないんだから世界なんてあるわけがないよね。あぁ、辛いわ。どうすれば変わるんだろうか。わからない、本当にわからないです。答えが全然出ないよ。本当にわからないよ。
福田村事件で、福田村の自警団員4名、田中村の自警団員4名の8名が、騒擾殺人罪に問われたが、「朝鮮人から守った俺らは憂国の志士であり、国が自警団を作れと命令し、その結果誤って殺したのだ」と主張したという。また、当時の予審判事は、裁判の前から量刑は考慮すと新聞に語っていた。判決は、田中村の一名のみ「懲役2年、執行猶予3年」の第二審判決を受け入れたが、あとの7名は大審院で懲役3年から10年の実刑判決が出された。しかし、受刑者全員が、確定判決から2年5ヶ月後昭和天皇即位による恩赦で釈放された。
恩赦ってなんだよ。って感じですけど。うーんというのが正直な気持ちですが。報われないですね。
映画『福田村事件』。本当に素晴らしかったです。きっと、今年のベストに入ることでしょう。観ている時、私自身がその場にいるだけの見て見ぬふりしているだけの人みたいな、感覚にされた。勝手に罪悪感がうまれちゃいましたよ。でも、正直なこと本当に言ってしまうと私がその場に居たら私は、ヒロイン達の様な行動を取れるのかは正直不安である。私は、そういう場面にたったらどういう行動を取れるのかな。ちょっと自分を信じたいものである。
東出昌大さん・永山瑛太君・柄本明さん・田中麗奈さん・カトウシンスケさん・木竜麻生さん。とてつもなく良かったです。とても良かった。
ありがとうございました!!!