心療内科(メンタルクリニック)に行ったお話2/3
★こちらはあくまで私個人の経験を書いたものです。主にメンタルクリニック(心療内科、精神科)の受診を迷っている方に向けています。私は専門職でないので受診した方が良いと断言はできませんが、選択肢の一つとして考える際のヒントになれば幸いです★
心療内科(メンタルクリニック)に行ったお話1/3はこちら
前回の記事ではメンタルクリニックに行くことになったきっかけを中心に書きましたが、今回は初めて行ったときのことやその後感じた自分の変化について書きたいと思います。
長くなるため、3.その後感じた自分の変化だけでも読んでいただければと思います。
※こちらの記事の内容はクリニックによって違う可能性もあります。あくまで個人の体験談としてお読みください。
目次
1.初めて行ったときの印象
心療内科やメンタルクリニック、精神科というとどんよりしていて暗いイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、私が通っているところは白を基調にしており照明も明るく、普段通っている皮膚科と変わらないイメージです。窓がないために外から中の様子を伺うことはできません。
ただ、ここはクリニックによってかなり変わってくると思っていて、例えば前に通っていたネイルサロンの近くのメンタルクリニックは大きな窓と室内にいくつもの観葉植物があるような、自然光+緑の院内でした。ネイルサロンに行く際に前を通っていたのでいつも中の様子も見れたクリニックでした。
初めて行ったときの流れとしては、
受付→問診票の記入→看護師の方からのヒアリング(ここで兄弟構成や生い立ちなども聞かれました)→医師の診療→会計&処方箋をもらう→調剤薬局で薬をもらう
といったものです。事前のヒアリングがあるところ以外は他の病院と変わりません。2回目以降は受付の後に医師の診療です。問診票~診療まで一つひとつ書いていきます。
2.初めて行ったときの流れ
【問診票の記入】
初めて行く病院で書くものと大差ありません。名前、住所、生年月日、既往歴や手術歴、いまの悩み(チェック方式だったと思います)等を記入します。
【看護師の方からのヒアリング】
だいたい10分か15分くらいで終わりました。私の場合は「とにかく眠れないのを解決したい、睡眠薬とかもらえればいいや」くらいの気持ちだったのと、眠れない理由がはっきりとしていたのとで早く終わったのではないかと思います。
家族構成や自分の生い立ち、現在同居している家族のことなども聞かれました。
診断書が欲しいのかどうか(休職を希望しているのか)も聞かれました。私の場合は仕事を辞めたり休職したりは考えていなかったので診断書はいりませんと伝えましたが、診断書が欲しい方はもう少し時間がかかったのかもしれません。
【医師の診療】
看護師の方と話した時と似た質問をされました。腕の内側を見せてください(※8月だったので半袖でした)と言われたのが一番びっくりしたことで、「全然傷がないですね」と言われたのでリストカット癖があるかどうかを見ていたんだと思います。
今まで自殺を考えたしたことがあるか、OD(オーバードーズ)をしたことがあるか等も聞かれましたが、いずれもないので「ないです」と答えました。看護師の方とお話しした時よりもやや踏み込んだ内容だったイメージです。
一通り医師からのヒアリングが終わったところで、薬について説明がなされます。
法律上1か月分をまとめて出すことができない、今まで睡眠薬を処方されたことがないので一番弱いものから出していく、普段自動車の運転や機械の操作や高所での作業は行うかの質問もありました(翌日に薬の効果が残っていた場合に危険なため。電車通勤であることと仕事が事務作業のため問題なしでした)。
結果、一番効果が弱い睡眠導入剤を14日分(半錠×14=7錠)処方されました。
メンタルクリニックに行く=何か診断が下されるのではないか、と思っていましたが診断は下されませんでした(今も下されていません)。
3.その後感じた自分の変化
メンタルクリニックに通い薬をもらったことで起きた一番の変化は「安心」と「安堵」でした。記事の最初に「私は専門職でないので受診した方が良いと断言はできません」と書きましたが、個人的には受診してよかったと思っているのはこれが理由です(※各々の事情があると思うので最終的にはご自身で判断ください)。
薬は「眠れそうな日は飲まなくてもいいし今日は無理だなと思ったときは飲んでください」と言われていたので、処方されて数日は飲んでいませんでした。
眠れなくなっても薬がある。薬があればいつでも眠ることができる。この気持ち(=安心)があって、眠ることができたのかもしれません。薬が私にとってお守りのような存在になってくれていたんだと思います。
そしてもう1つは、メンタルクリニックって色んな人が通っているんだなという安堵です。様々な年代の方や雰囲気の方、私と同じように会社帰りのような人もいます。
表現が正しいのか分かりませんが、座れる(座ってもいい)椅子があるという発見が私に大きな安堵をもたらしてくれました。
もちろん眠れない日があれば薬を飲み若干の副作用(翌日の気だるさ)を感じることもありましたが、程度としてはアレルギーの薬を飲んだ時と同じくらいのものです。
この安心と安堵だけでも、私は行ってみて本当によかったなと思っています。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
次回のnoteは、自分を受け入れることについて書きたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?