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暗いくらい部屋。光の一つもなく。ただそこにじっとしているだけの者。 閉じて、排除して…
ひらひら舞い散る花弁が赤い者の上に落ちる。 綺麗な赤。濁った赤。暗い赤。赤い者は様々…
汚く汚れた窓。綺麗な窓。いくつもの窓が広がる中、僕は一人ぽつんとひびの入った窓を掃除する…
ふと、影を見た。二コリと微笑むその姿は人ではない。ぐるぐる渦巻いて、吐きそうなくらい気…
時折、いつもの喧騒とした仕事、友人関係から逃れ1人土や木に囲まれた場所に行く。 静かで、…
絡まる視線が、恐ろしい。 ことこと、コップが揺れる。 静かなことが恐ろしい。 とぷ…
違うことが怖くて、怖くて、でもその不安を恐怖を伝える勇気は持っていない。 そんなわたしを襲う憂鬱が憎たらしい。それを憎んでいる私も、恐れて伝える努力をしない私が嫌い。 心配なの、私の手から離れるのが。恐ろしいのこの胸の中に抱える思いで関係が切れるの事が。 いっそのことこの襲い来る憂鬱に押しつぶされて私の存在ごと消えてしまえばいい。
違うけれども溶け込んで、溶け込んでいるが違う。 性質が、何もかもが違うともそれを当然…