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ストレングスファインダーをやってみて
最近たまたま覗いた本屋さんで興味深い本を発見した。
タイトルは『さぁ、才能に目覚めよう』
私なんかのような自己肯定感が低く、自分の好きなことすらあやふやな人間は常に自分探しに奔走している。
本当はインドかどこかへ旅行にでも行くほうが早いのだろうが、そんなお金も度胸もマインドも持ち合わせていない。
手軽に自分自身を見つけることができるのが、このような自己啓発本のような類の本なのだ。(手軽にと言ってる時点でダメな人間なのは承知している)
そんな中出会ったのが前述の本だ。
才能と書いてじぶんと読ませるその姿勢がまずすごい、これは自己肯定感が上がりそうだとワクワクした。
それを買ってすぐカフェに行き、テンション高めにスマホでストレングスファインダーを行った。
結構な数の質問(確か150〜170問くらいだったか)に答えて、40、50分くらいかけてようやく結果が出た。
個人レポートは以下のようになった。
上位5つの資質は、
1.内省
2.収集心
3.共感性
4.運命思考
5.回復志向
1番最初に思った率直な感想は、
「めちゃくちゃ良いこと書いてくれてる、嬉しい〜!」だ。
単純に卓越した点のみを紹介していて、必ず存在する欠点を書いていない。
しかも何行にも渡ってつらつらと良いことだけを書いてくれている。
何しても誰からも褒められる機会がない私にはこれ以上のご褒美はない。
特に嬉しかったフレーズはこれだ。
自分の読書への強い関心と、人の個性を際立たせているものを見つける能力を組み合わせています。あなたは、人の興味を引くものを見つけるようです。(中略)相手に影響を与えるような洞察を得て、その人が自分ならではの才能や知識、スキル等を活かせていけるようにすることを目指しています。
いつも人々の考えや感情を見抜きます。(中略)
何を言うべきか、どう言うべきかを知っているため、あなたの称賛や褒め言葉は信頼性があり、本物であり、誠実に聴こえるはずです。(中略)特定の人の気分や感情をすぐ簡単に把握できます。(中略)あなたは本能的に、感情への気付きを会話に活かします。
いや、なんとも良いことしか書いていない。
それに私自身が意識している、めちゃくちゃ絶妙なところをついてくる。
今まで相手の気持ちや考えを理解して尊重するように生きてきた。その人が私に何を望んでいるのか、それに合わせて行動していた。
他人がどういう思考をしてどういう行動をするかを見てコミュニケーションをとる。
どんな話をされても共感や理解ができてしまう。
たまにそんな自分に「私は自分の意思がないのだろうか」と落ち込み、悩んだ時間も長かった。
だけれど「それはとても稀有なことだ」と堂々と書かれると、嬉しく感じずにはいられなかった。
あぁ、私はそのままで十分良いところというものが存在していた。
やっとそう思えるようなきっかけになってくれた。
ストレングスファインダーについて色々とネットで調べてみても、
「テストを受けたあとどう活かすかが重要」
といったことが多く見受けられる。
それは確かに当たり前のことで、自己理解を深めてそれを次にどう活かすかが大事だ。
自分にはこういった良さがあるからとあぐらをかいていては意味がない。
でも、私のようにどうしても自分のことを認めることができない人には、ストレングスファインダーを一回受けるだけでも全然違った世界が見えると思う。
暗闇にもたらされた一筋の光とまではいかないが、寝る前に優しく手元を照らしてくれる常夜灯くらいには未来が明るく感じるかもしれない。
自分の資質を活かす方法を考えるのは、自分の良さに思いっきり酔いしれてからでも遅くはないはずだ。