IHからガスへ
一人暮らしを機に始めた料理。電気コンロからIHに変えて少しは料理しやすくはなったが、火力が不十分でレシピ通りには行かない。さらには、コンセントの近くでないと使えなかったり、ショートの恐れ、もしもの停電時はお湯すら沸かせなくなるという防災面から思いっ切ってカセットコンロを買うことにした。
ニトリで調達し、買ったのはこの「トーホー(TOHO)」製のコンロ。だいたいこれと「イワタニ」製はお馴染みだろう。本体や説明書には危険物ゆえの注意喚起がびっしり。火災のリスクから買ってこなかったからまだまだ不安は拭えない。
それから翌日昼に「ニンニク炒飯」をやってみることにした。書いてある通りにコンロにボンベをセット。2、3回ぐらいスイッチを捻ると青い炎が点火。調節したら油を敷いていく。熱感はIHの倍ぐらい大きい。そこからだいたい強中火ぐらいにして細かく切った豚こま、粗みじんにしたニンニク、溶き卵、ご飯、みじん切りした白ネギの順に炒め、調味料を入れる。
出来上がりがこちら。短時間ながら香ばしい焼き目が付き、チャーハンもパラパラ+仕上げの清酒でしっとりしてお店感が強くなった。ちなみに以前実家で母不在のときにガスコンロを使った時もこんな仕上がりだった。火力が命のチャーハンだからこんな美味しくなるわけだ。
その晩には豚の生姜焼きもやってみた。やはりIHよりも短時間で香ばしい焼き目を付けられるし、火の通りや食感もガス火ならではのパワーが成せる技で美味しくなっている。
こんな風に自炊ライフが豊かになった一方で、ガスコンロの手入れやボンベの保管などを気をつけないといけない。特に僕はタバコを吸わず、ライターもお墓参り以外で触ったことがほぼない。火の扱いには慣れないから不安が大きい。
それでも、防災対策や出来る範囲の広がり、さらなる時短にはなると思うし、IHで使えなかった土鍋も出来る。これで炊くご飯は感動的においしいらしい。いろいろ念願叶いそうだ。