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愛と呪いと活かし方と感謝
『劇場版 呪術廻戦0』をようやく見に行くことができた。呪術高専に入った乙骨憂太と「特級過呪怨霊」として憂太に取り憑いた幼馴染祈本里香の愛と呪いのストーリーを見るとどこか僕にも通ずるものを感じた。
愛は歪んだ呪い
病院のベンチに座る乙骨に対して、五条先生はこう持論を投げかけた。
愛ほど歪んだ呪いは無いよ
まさに高校時代の僕そのものだった。相手に愛を受け入れられなかった悔しさが怨念となって自分を苦しめたり、成功している人間にもそういう冷たい目線を向けていたのだと振り返る。感情を否定されたり、なかなかコントロール出来なくて、よく活かせず振り回された。
愛のパワーを良く活かす
それぐらい、愛は大きなパワーを秘めている。良い意味でも悪い意味でも。いい方向に活かせなければ、自分を苦しめるし、相手や何も関係ない人まで巻き込んでしまうことにもなりかねないものだ。だがそれを使いこなせるようになった結果が夏油傑との大勝負なのだと思う。僕はそうなりたいわけだが、発展途上だ。
好きでいてくれた感謝
好きでいてくれてありがとう
乙骨と里香は互いに好きでいてくれたことに対して感謝するこういうセリフがあった。これは自分がフラれたときに言われたことと全く同じなのだ。僕はこんな素直で純粋な言葉を受けたにも関わらず、なぜ感謝もせず、ヒステリックに呪いのような感情で傷つけることをしてしまったのだろうか。結局、何にしても感謝されることは嬉しいし、高校時代に挨拶の大切さとともに叩き込まれたわけだ。蔑ろにしてはいかん理由なのだ。
その他にも、より良く変化し活躍する乙骨やテレビ版では分からなかった禪院真希、狗巻棘、パンダの同期3人の素顔やカッコいい姿、京都タワーや「ヨドバシ京都」のある烏丸通の見慣れた光景でバトルする京都呪術高専一同などいろいろ興奮したし、泣けた。そして、タイアップしている「King Gnu」の曲もいい音で聴けていいこと尽くしだった。
僕の恋愛が負のエナジーになった理由がよく分かる学びを得られた今回。純愛とはときに人を助け、ときには傷つける、下手すりゃ取り返しがつかなくなる。言の葉同様、これもまた刃なのだし、恋愛に限ったことではない。この失恋をより良いパワーにできる方策はまだ思い付かないし、まだ活かせるレベルにはなってない。これだけ良い相手に巡り会えたのに僕は乙骨のように呪いをかけてしまっていたのだとこれを機に分かった。いろんなことがギクシャクしているけども人生を前向きにできる良い映画に巡り会えて、ある程度は浄化できたような気がする。さらに精進せねば。
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