どちらの「県民の歌」が刺さるか。
こないだTVerを見ているとこんな歌を知った。
「びわ湖くん」による『滋賀県民の歌』。滋賀県非公認のゆるキャラでバンドマンとして活動している。いわゆる「滋賀版のふなっしー」で声色もそれに酷似している。個人的にもフェスで目撃したことがある。
この曲以前に『滋賀県民の歌』というのはある。数多くの名曲を生み出した古関裕而が作曲したものの、県民の間では知名度が今ひとつ。僕も今年まで知らなかった。
あの映画のやつも
それとは一味違う「びわ湖くん」による『県民の歌』。歌詞は主に県民なら誰もが共感するあるあるソングだ。
平和堂愛がやまない、イオンなんてなくていい
車無しとかどこもいけへん
かいつぶり(滋賀県のシンボルバード)
一生に一度の「うみのこ」
京都や大阪から見下される
おおよそ、映画『翔んで埼玉』に出てきたネタが多い。
鉄道のあるある
鉄道ネタで言えば
(京都駅)0時発の最終列車、野洲より向こうは終電はすでにない。
湖西線の数少ない乗り換えは「山科」
野洲駅は折り返し車庫がでっかくて、折り返しが多い。終電に限らず、彦根や米原などへはちと不便だ。
「風吹いたら止まる」が代名詞の湖西線はあるあるネタに事欠かない。琵琶湖線から湖西線に乗り換えるにはいったん滋賀から京都の山科へハミ出て大回りしないと乗り換えができない。
滋賀のバンドマンあるある
さらにはバンドマンらしい悲哀も。
結局、京都市内のライブハウスの方が近いし、規模が大きい。滋賀県出身のバンド以外はライブの機会が極端に少ないもんだ。
第2弾
この曲には第2弾もある。
近江鉄道は高いな
「ブルーメの丘(東京ドイツ村みたいな?)」の年パス、ユニバより安い。
トトロがおる
アヤハディオ(ホームセンター)に行こう
など、映画に出てこなかったものもたくさん。
赤字ゆえか、近江鉄道は高い。
滋賀でホームセンターと言えば「コーナン」「DCM」よりも「アヤハディオ」。
「ブルーメの丘」はそれぐらい行きやすさはある。個人的にも1、2度行ったことがあって、けっこう楽しかった。
ただ、米原にトトロおるんは知らなんだ。
「古くからあるやつ」か「現代的なやつ」かと言われればやっぱり後者。「郷土愛」とは言えど、自虐された方が嬉しいのが滋賀県民なのかも。そりゃあの映画を県民がたくさん笑うもの。