クシャミ一つでギックリ腰
遅ればせながら、本年もよろしくお願いします。
能登大地震の被災された人達の下へ、一刻も早く救護と救援物資が届いて、事態が収束に向かう事を切に切に願ってやみません。
また、この地震で亡くなられた方々には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
そもそも新たな年の幕開けを希望を持って迎えて、
「一年の計は元旦にあり」
と言わんばかりの充実した1月1日を過ごし、「なんだ、私もやればできるじゃん」と気分も上向きになり、新年の喜びと決意を友達と飲茶しながら語り合っていい刺激を受け合って帰路に着く頃、その事件は起こった。
能登大地震。
去年、3年ちょいぶりに一時帰国した時、私は自宅で大地震の脅威を体感していた。
しかし富山県に至るまでに既に威力半減の震度3だったか4だったか…。
でも、まず地震直前にいきなり携帯がビービービービーと不穏な音で泣き叫ぶ事に「何事!?」と驚かされたその瞬間、グワっ!っというただならぬ揺れ。パキャっと家が避けたような音がして家は揺れ続けた。
その時の揺れは時間にしてわずか1分ほど。
しかし1分間グラグラと揺れ続ける事の恐怖を、「日本で一番地震が少ない富山県」で生まれ育った私は、生まれてから半世紀近く経って、ようやく知ったのだった。
あの時は震源地の震度は確か6だった。
今回は7.6!早速友達や恩師らに連絡すると、今回は皆、棚が倒れた、色々落下して割れたと言う実害が出ていた。
家は無事だろうか…。
でもその心配をいち早く払拭してくれた友達。
普段から空気の入れ替えとかをしに行ってくれている、もはや今世で恩を返しきれそうもない大親友Yが、自分の家も大変な状況で、私の家を見に行ってくれた。
家は無事だった。
「ユウちゃんの家、そんなでもなかった!わたしん家の方が大被害!」大親友Yはそう言って、家の全部屋の現状の写真を送ってくれた。
私は実家が変わらずそこにあってくれた事はもちろんだが、私の心に渦巻く不安を速攻で払拭してくれるこの友の存在に涙した。
そして次の日。
羽田で飛行機の衝突事故?福岡の大火事?・・・
そして私自身はと言えば、出かけ際にしたクシャミ一つでぎっくり腰になって、予定をキャンセルして寝返り一つにも難儀しながら今も寝込んでいる。
・・・お、おばあちゃん!
そう、地球は回っている。全ての事はクリスマスだからお正月だからと避けて通ってはくれない。
クリスマス休暇を病院で過ごし、新年早々クシャミ一つでぎっくり腰になる。
・・・。
新年早々そんな気持ちになった…。
でも、かつて松下幸之助氏はこう言った。
動くからこそ波風が立つ。生きているから何かが起こる。
ちなみに、このnoteの中で、ある時から「デコ筆の世界」と言うマガジンを作って、自分の心の丈を筆に任せて書き連ねて来たけども、これまで自分の技の無さに「白黒勝負できない」と思って色々とカラーや模様でデコレーションしてきた。
それが無心で「無常」「無常」・・・と書き連ねながら、どんな色や背景を合わせてもしっくり来ない気がした。
ココへ来てようやく(コレがいわゆる「一周回って…」ってヤツ?)書の上手い下手に関わらず、白と黒だからこそ成立する無限の広がりとか奥行きとかが確かにある!と感じとれた気がした。
これからは心の赴くままに、白黒の世界もどんどん広げていきたい。
遅れても起き上がれなくても
やっぱり新年は書き初めdeスタート!