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お姑ミッション も〜ぉ!

「アンタが作る牛テールの赤ワイン煮込み、すっごく美味しいんだってね?」

お姑の家でご飯を食べたある晩、そう言ってお姑が大量の牛テール肉をくれました。

ぬ、冷凍ものだけどデカい牛のしっぽ一本分と思われます。

旦那Kが好きだから、面倒くさそうだったけど確かに去年何度か作りはしましたよ。難しくはないけど、下処理とか何気に面倒くさい代物。

・・・でも、何その「すっごく美味しいんだってね?」って?

そしてその現物まで大量にくれるって?

それ。暗に「作ってくれ」って言ってると思って間違いない??


旦那Kに「お義母さん、食べたいのかね?」と聞いたら、Kも「・・・かなあ・・?」なんて言うので、全然この面倒くさい下処理をする気分ではなかったけれども、翌日早速作りました。

遠回しな催促かと思ったから。

もちろん自分達も美味しくおこぼれ(?)に預かります。

そして、その半分を夕飯に間に合うようにお姑のところに持って行こうとして、Kが自分の母親に電話を入れたところ!

何と、お姑は牛肉アレルギーで、牛肉を食べないと言う事が発覚。

・・・え!?

いつもお義兄ちゃんの好みに合わせて、普段あれだけ牛肉を炒めている人が?

お姑のところに分けるつもりで貰った分全てを赤ワイン煮込みにした私の横で齢アラカンのKが

「え~、母さんて牛肉食わないのか~、全然知らなかったな~」

なんて抜かしています。

・・・アンタ・・・

人生60年近く母親に飯を作ってもらっていながら、自分の母親が牛肉食べられないってマジ知らんかったわけ??

・・・ワタシの知らない世界・・・。

こんないい大人が、食生活を共にしている家族の食べられないモノを知らないって・・・よくある事デスカ・・・?

しょうがないので、半分は冷凍して、一部はお姑と一緒に暮らしている姪っ子にあげました。

じゃあ、何でいきなり牛テールくれたのよ?
という謎が解けないまま、その翌週。

今度は大量の牛バラ肉がどんと一袋、お姑から渡されました。

今度は、最初から小分けにして、牛バラの煮込みにしたり、

香港の麵屋さんではおなじみの牛バラと大根の煮込み。
牛バラカレーにしたり、
こちらも香港では定番の「貝柱とオイスターソースの牛バラ煮込み」。

我が家の食卓の「ビーフ率」激あがり中。


ブーデーな私とKの痛風から、普段ビーフ率低めにしているというのに。

そして今度は、私がチャレンジした事のない部位「牛すね肉」が来ました。
こういう塊が6本も。

生で切ろうとするとめちゃめちゃ硬い!
この牛すね肉を貰った夜、余りの重さに指4本と親指と2チームに分けて、引っ掛けて運んで、その翌日この硬い肉を大量に薄切りしたら、元々の慢性腱鞘炎が、一発で包丁握れないくらいまで悪化しました。
苦労して薄切りした牛すね肉の黒コショウ蒸し

蒸した牛肉も小麦粉で揉んだお蔭でツルンツルンと滑らかな喉越しで歯ごたえのあるすね肉がモリモリ食べられました。黒胡椒はこれでもかというくらい入れてちょうど香るくらい。結構入れたつもりだけど、追い黒胡椒して調整しました。

そして、牛すね肉が硬いから、と圧力鍋で煮込んだら、それはそれで美味しかったけど、Kからは「でも牛すね肉のアギアギした歯ごたえがなくなっちゃったら意味ないんだよな」と言われ、うむ、確かに!香港で牛すね肉の料理と言えば、コレ!

鹵水牛展(ローソイアウジン)

牛すね肉をスパイスを入れて甘辛く炊いたものです。

香港で牛すね肉の定番料理と言えばコレ。鹵水牛展(ローソイアウジン)

いつも素敵香港を紹介されているAsian Viewさんから、私が作った鹵水牛展の実物写真が載った写真の記事がありましたので拝借致しました。

実物と比べると、薄さが違う・・。
ここまで薄く美しくは切れませんでした。

全体に火が通ったギリギリであげたにも関わらず、切る時に端っこが煮崩れてるし・・・(/ω\)

味の再現率は結構それっぽいものができたとは思いますが、ま、初トライだから良し。

そうして、香港のド定番料理で幕を下ろした牛すね肉でしたが、何と、更にその翌週・・・

振り出しに戻る、的な?

またもや大量の牛テールを貰いました。

・・・もしかして、私はお姑に「息子にロクな物を食わせてないだろう」、なんなら「ロクに料理できない」と思われているんじゃね?

そう言うと、Kも
「その可能性はあるな。」
と。でも牛食べないのに牛ばっかくれるから、どんなに頑張って作ったところで、その頑張りは伝わらないと言う・・・。

ミッションを 出すだけ出して 放置プレイ(字余り)

ほんとにモ〜ォ!


・・・お粗末様でした。


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ハザカイユウ
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