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墨田区を知る・演習科目リサーチレポート

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2020年度フェリス女学院大学国際交流学部基礎演習履修者による、演習成果です。 今期は、墨田区をリサーチして、コンテンツを作成しています。
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#オンライン授業

愉快な動物たちが蟻の街・墨田区を勝手にコンテンツマーケティングしてみた

こんにちは、パンダです! 今回、演習科目で「墨田区を勝手にコンテンツマーケティングしてみよう」というグループワークが出たので、私たちは”動物になって「蟻の街のマリア」から墨田区をブランディング”してみることにしました。 ツッコミどころが多すぎて申し訳ないのですが、ひとまず「蟻の街のマリア」について簡単に説明させてください。 蟻の街のマリアというのは、1958年に制作された映画で、設定はザックリとこんな感じ。 蟻の街 →現在の隅田公園(の一角) マリア →北原怜子がモ

伝統工芸品を現代に 岩澤硝子

東京スカイツリータウン・ソラマチの5階に墨田区の産業、文化、歴史などを紹介し、実際に商品を購入することができる「産業観光プラザ すみだまち処」をご存じだろうか。先日実際に訪れた際に見つけた硝子のスマホスタンドに惹かれて今回このスマホスタンドの製造元である岩澤硝子株式会社を調べてみようと思う。 墨田区立花にある「岩澤硝子株式会社」 はじめに、江戸川区に隣接している立花にある「岩澤硝子株式会社」について紹介したいと思う。 岩澤硝子は、大正6年より江東区猿江裏町にてガラス製造

あのTシャツの発祥地 久米繊維工業株式会社

はじめに  墨田区は昔、町工場で栄えていた。しかし現代、町工場は衰退に向かっており、どうにか盛り上げようと町工場の方々は奮闘している。そんな方々の奮闘に少しでも力になれたらと思い、墨田区大平町の町工場を一つ選んで紹介したい。  墨田区太平には38もの製造業者がある。今回は繊維工業に的を絞って探ってみる。中でも私が注目したのは、衣服の製造を行う「久米繊維工業株式会社」だ。久米繊維工業株式会社では、環境に配慮して時代のニーズに合わせた衣服の製造を行なっており、どの中小企業よりも

墨田区の製造業をさぐる

2020年度の授業は、誰もが知るある事情で、全てオンラインでやることになった。演習科目は、実際に手を動かすことで、学びの手法を体感する趣旨の授業だと位置づけている。特にこうした類の学びは、学内で完結させてしまうのではなく、何らかの形で学外と接点を持つ、社会連携型で展開することを長年実施している。 演習科目では、近年都市部の学生にとって大きなテーマである、インフラの老朽化と地方の課題に対する地方創生政策について取り上げている。実は両者とも、戦後の経済社会変化がその根底にあり、