日本企業の諸問題は「制度疲労」ではなかろうか?
最近「会社、いろいろやばいな~」と思って、その論拠を補強できる本ないかな?と思ってこんな本を。
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前半はそうだな、と思ったけど、後半で著者が主張する「分化」の利点は、"everything nice"を「分化」だと主張しているように見えて「経営学者が書く強引な本あるあるだな~」と思いましたが・・・。
"everything nice"といえば
逆にこんな本がいたり。
「仕事」の再発明についていけてない
パターンとしては
「すり合わせ型」で日本企業が勝利
→ 「モジュラー化」にシフト
→ 日本企業が負ける
を繰り返したのがここ30年以上、もうすぐ40年になるか。
「すり合わせ型」と「モジュラー型」というとこの人のイメージ
半導体とか個別の産業であったのが、ついに自動車、さらに「働き方そのもの」に来たのかな~と。
日本の「強み」と言われてきた働き方は
すり合わせ型・・・単一民族、文化的な一致を背景に、調整によりカイゼンを進める
終身雇用、メンバーシップ型雇用、年功序列・・・生活の安心感、やれば「報われる」、何かしら「面倒見てもらえる」と引き換えにした会社への忠誠心
だったと思うのですが・・・
仕事のデータ化、特にここ数年の動きは
調整しているよりはやった方が早い
データ構造を設計できる人だけいればいいので、全員は必要ない
前述の「強み」を悪い方向に回転させると、
最も理解が遅い人に合わせる「電車ごっこ」的組織です。
世界の全員がそれなら別に良かったのですが、最近仕事の世界に「飛行機」が発明されて、
一人で先に飛行機で行ってるね
ができる組織に。そして最低限のキーマンが先に飛行機で現地に行っていれば、電車でしか来られない人を待たなくてもガンガン物事を進めることが可能になった・・・ことに「電車ごっこ」の先頭の人たちが気付いていない悲劇・・・
飛行機は電車の100倍のスピード
現実の飛行機は10倍行かないでしょうが、仕事の「飛行機」は体感100倍で物事を処理できます。つまり、「電車」に乗せられていると世界のライバルの100分の1のペースでしか物事は進められない。そりゃ、負けます。
結論
できない人の理解待ちがブルシット・ジョブ!!