ことだま。
中学一年生の時の話。
夏休み前の全校集会で、ある先生が最後の大会に挑む三年生たちに向けてこんな言葉をかけた。
いいか君たち。強い奴が勝つんじゃない、勝った奴が強いんだ。
「強い奴が勝つんじゃない、勝った奴が強いんだ」
この言葉を聞いた時、心がブルブルっと震えたのを覚えている。
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小学校のとき、スポーツをやれば何でも人並み以上に出来てチヤホヤされていた。
でも中学に上がればもっとすごい奴はいるし、先輩たちにも敵わない。
そして他の中学にはウチの先輩たちでも敵わない人がたくさんいる。
あぁ、世界はあまりにも広い…
そんな時にあの言葉は強烈に響いた。
それから二年後、
僕たちは同じ地区の強豪中学校を破り、そのままの勢いで県大会優勝まで上り詰めた。
学校初の快挙だ。
ある中学生が経験した本当の話。
あれから十数年経っているけど、今でも忘れられない言葉です。
今日は私のnoteをのぞきにきてくれてありがとうございます。
この言葉が誰かの心に響きますように…
それではまた雨の日に。