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2024年10月に観た映画

皆さま、遅めのあけましておめでとうございます。映画感想文もいつも通りの遅れめですので、前は恒例にしていた、いっき見できるような月間まとめでお送りします。まずは2024年10月に観た映画で上げてないものを、ぱぱっとまとめて記載いたします。


10月に観た映画一覧

「Chime」:料理学校に響き渡るチャイムが起こす惨劇。何となく怖いが息づく黒沢ホラーの世界。。
評価:★★★☆

(五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低)
鑑賞劇場:福井メトロ劇場にて

「若き見知らぬ者たち」:底辺から抜け出したいと思っている若者たちが見る希望と絶望。出口がないので、全体的に話が暗く陰鬱。。
評価:★★

(五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低)
鑑賞劇場:MOVIX京都

「2度目のはなればなれ」:ベテラン俳優マイケル・ケインの宣言引退作!?老練で面白い彼の演技力に目が離せない!!
評価:★★★★
(五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低)
鑑賞劇場:MOVIX京都

「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」:いろいろな話題を振りまいた「ジョーカー」の続編。良くも悪くも思ったところの上をいった作品(笑
評価:★★★
(五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低)
鑑賞劇場:TOHOシネマズくずはモール

「室井慎次 敗れざる者」:90年代の人気刑事ドラマを再びリブート。主要キャラの室井の引退映画!?
評価:★★
(五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低)
鑑賞劇場:TOHOシネマズくずはモール

「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」:貧困を音楽で救うプログラム『エル・システマ』の軌跡を追うドキュメンタリー。混迷を極める近年のベネズエラの実情を知るにも良い作品!
評価:★★★★
(五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低)
鑑賞劇場:アップリンク京都

「SUPER HAPPY FOREVER」:亡き妻の残像を追いながら、その姿をもクロスオーバーする作品。淡い映像フィルタが好印象的な不思議作!
評価:★★★★★
(五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低)
鑑賞劇場:京都シネマ

「まる」:売れず飛ばずのアーティストが描いた「〇」がバズる物語。今も昔も、ブームってシレっと始まって急に終わるもの。。
評価:★★★☆
(五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低)
鑑賞劇場:TOHOシネマズくずはモールにて

「ヴェノム・ザ・ラストダンス」:トム・ハーディ版ヴェノムの卒業映画。マーヴェルのこのくらいの立ち位置の作品って、取り扱いが。。
評価:★★★★
(五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低)
鑑賞劇場:TOHOシネマズなんば(IMAXシアター)にて

「国境ナイトクルージング」:何となく過ぎていく日常にもがく若者たちのそれぞれの旅立ち。全員めでたしになってないのがリアル!
評価:★★★★
(五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低)
鑑賞劇場:MOVIX京都にて

「八犬伝」:八犬伝を生み出した滝沢馬琴の生涯と、八犬伝の世界を交錯させる意欲作。アイディアも、話も十分面白いんだけど、フィクション部分をもうちょっと深堀してもよかったかも。。
評価:★★★★☆
(五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低)
鑑賞劇場:TOHOシネマズくずはモールにて

印象的だった作品を言うと、、

10月は13本の映画を観た感じになっています。この中で印象的だったのは、「SUPER HAPPY FOREVER」と「八犬伝」ですかね。どちらも、今の時間軸(前者は忘れた帽子を探す、後者は八犬伝を実際に書いていく)と、過去もしくはフィクションの軸(前者は妻と出会ったとき、後者は八犬伝の実際の物語空間)を交錯して描いていくのが、映画ではよくある描き筋ではあるものの、面白かったですね。特に、「SUPER HAPPY~」のほうは世界の境界線をぼやかして、まるで同じ時空間の中に共存させるのが更に秀逸感がありましたね。

ある作品の終わり

「2度目のはなればなれ」は老練マイケル・ケイン(御年93歳)の実質的な引退作品ですね。ケインといえば、僕は「バットマン・ビギンズ」(2005年)から始まるクリストファー・ノーランのコンビが、ここ数年はやっぱり印象的ですね。出演はしていなくても、ナレーションは、、(「ダンケルク」(2017年)とか、ノーランとの固いコンビはすごく彼の持ち味を出していたかとも思いますが、「デンジャラス・ビューティー」(2001年)とかの軽妙なイギリス紳士的なところも結構好きだったりします。もうスクリーンには出ないのは残念極まりないですが、余生も彼らしくゆっくり過ごしていただきたいと思います。あとは、「ヴェノム・ザ・ラストダンス」もハーディ版ヴェノムの最終章でした。「スパイダーマン」とコミックやゲームのような世界戦は結局映画では見れませんでしたが、彼らしいコミカルでアクションに次ぐアクションのラストも非常にしびれました。

という感じで、2024年の消化を、あと11月・12月と続けていきますので、またお付き合いください。

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