
支援の倫理観を、改めて。
(4,901文字/個人差はありますが、約8分~12分程で読めると思います)
おはようございます。よこはま発達グループの佐々木です。
あんまり宣伝をしていないのですが、去年よりも講師としての研修やコンサルテーションの機会が多くなっています。テーマはその時々で違い、お願いしてくださった方々のニーズに応えられるようにと思っていますが、特によく話すのは「倫理観」について、です。
今週も7法人の方々とご一緒させて頂いたのですが、一つは社会福祉法人山形県社会福祉事業団さんです。そこでも、2時間ほどお時間をいただき「2つの専門性」についてお話をさせて頂きました。
2つの専門性については、いろいろな研修会で話していますが、一つは「倫理観」、一つは「専門的な知識と技術」です。誰のために、何のためにという想いは当然必要です。でも、想いだけではどうにもならないことがあります。発達障害の方々とお会いさせていただくのであれば、発達障害について知る必要があります。知らないことはできませんし、知らないが故に「良かれと思って」とサポートしたことが、実はありがた迷惑だったなんていうのは、よく見聞きする話です。
なので、「支援=倫理観×専門的な知識と技術」だと、僕は思っています。
でも、「倫理観」と言われても抽象的であり、わかるような、わからないようなことかもしれません。僕自身、人に偉そうなことを言えるような立場でもありませんし、自分自身がもっとも未熟かもしれません。それでも、自分が大切にしてきていることは、自分自身も勉強しながら、お伝えできることはしていきたいと思っています。
2025年に新しくスタートさせたこと
実は今年から、いくつかの媒体で記事を連載をさせて頂くことになりました。一つはweb媒体、一つは教育機関向け雑誌(紙媒体と電子書籍どちらもあり)です。後者は有料なのでご購入いただかないと読めないのですが、1年間を通して「学校の中の“まちがえない”合理的配慮」というテーマでの連載です。
前者は「#小さな調整が大きな変化を—発達障害の方々にとって悪くない暮らしのために」というテーマでの連載で、こちらはどなたでもweb上でご覧いただけます。4月からの連載予定で、現在1回目の原稿を書き終えて、これから構成などが入ることになっています。
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