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今更ですが、よこはま発達相談室って?

(2,027文字/個人差はありますが、約3分~5分程で読めると思います)

こんにちは。よこはま発達グループの佐々木です。
最近は、「よこはま発達相談室」ではなく「よこはま発達グループ」と書くことが多いのですが、特に所属先や組織が変わったわけではありません。

元々、「医療」と「療育、相談、育成」など多岐にわたって仕事をさせて頂いており、医療は「よこはま発達クリニック」、個別療育、相談、育成、啓発は「よこはま発達相談室」、小集団療育は「よこはま発達サポートルーム」と機関を分けて実施をしています。

僕らは、それぞれの違いを把握しているのですが、どれも微妙に名前が似ていることもあり、
「スタッフの誰かが独立して作ったのか?」
「同じような名前で、真似をされているのでは?」
など、さまざまなご意見、お問い合わせを頂くことがあり、確かに周囲から見たら、それぞれの関係性や違いもわかりにくいだろうなと感じることが多々ありました。

そこで、3つをまとめて「よこはま発達グループ」としました。
グループの概要については以下の通りです。

よこはま発達グループでは、大きく分けて「医療部門」と「療育相談/育成部門」の二つがあります。医療部門では、医師を中心とした診療を行っています。療育相談/育成部門では、公認心理師・臨床心理士、言語聴覚士、保育士等の専門職が療育や相談、そして専門家養成のための研修会や全国の福祉事業所のコンサルテーションを行っています。

よこはま発達グループのHPより引用

今後、それぞれの役割についてもnoteで取り上げていきながらご紹介できればと思っておりますが、今回は「よこはま発達相談室」についてです。

よこはま発達相談室って?

改めてになりますが、よこはま発達相談室は、よこはま発達グループの「個別療育、相談、育成、啓発」を担っている部署になります。

在籍しているのは、医師、公認心理師、臨床心理士、言語聴覚士、精神保健福祉士で、いわゆる専門職チームです。

それぞれの専門性を活かしながら、相談や個別療育だけでなく、人材育成やコンサルテーションにも力を入れています。

最も経験の浅いスタッフでも、10年以上の臨床経験があり、年齢制限なくさまざまな方々にお会いさせて頂いております。

医療機関とは違うの?

よこはま発達クリニックは医療機関ですが、よこはま発達相談室は民間の療育相談機関ですから、医療機関ではありません。

そのため、相談料は残念ながら保険適応外になっています。
ちなみに、僕らに限らず、「〇〇相談室」「〇〇カウンセリングルーム」といった民間機関はどこも保険適応外になっています。

公費対象にもなりませんので、どうしても利用してくださる皆さんにご負担を強いてしまうのがデメリットです。

それでも、保険や公費では担えないけれども必要なサポートもあり、そうした部分に対して自分たちが培ってきた知識や経験を活かせればと思って、これまで取り組んできています。

たとえば?

代表的なものでいくと、心理・発達検査があります。
海外ではよく実施されている検査で、臨床的に意義の高いものでも、日本では保険適応外になっていたりすると、医療機関での実施は難しかったりします。

Psychoeducational Profile-3rd edition(PEP-3)や、TEACCH Transition Assessment Profile(TTAP)という検査は、ASDの方々の療育や支援を考える上で非常に有益だと思いますが、残念ながら保険適応外です。

相談でも保険適応外のものがあります。

医療機関は、基本的にはご本人に受診して頂く必要があります。ですから、「ご家族としては相談したいけれども、ご本人の受診は難しい」という場合には、残念ながら医療機関でのご相談は難しくなります。

結果として、

『支援をどこに求めていいかわからない』
『困っているけれど、そもそもどんな相談できるの?』

など、困ったまま相談機関につながることができないでいることもまだまだ少なくありません。

そのため、「家族相談」という相談枠を設けており、まずはご家族だけでも相談をしたい、話を聞いてみたいという方々のニーズにお応えできるようにしています。

ちなみに、ご草案は対面とZOOMのいずれにも対応しておりますので、県外の方々ともよくご相談をさせて頂いております。もしご興味あれば、下記より詳細をご確認ください。

まとめ

今回は、「よこはま発達グループ」と、その中の「よこはま発達相談室」という部署について紹介させていただきました。

自分たちの機関だけで完結できるようなこともありませんし、関係機関とも連携をはかりながら一緒に支援を考えていきたいと思っています。

僕らグループのスタートは「仲町台発達障害診療所(院長 故佐々木正美医師)」でした。1997年に開院し、そこからそ自分たちにできることを模索しながらの27年目です。

これからもどうぞ宜しくお願い致します。
本日もお読みいただきありがとうございました。

佐々木康栄

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