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「雲のむこう、約束の場所」を見た①-グラフィックと難しいポイント-

「君の名は。」以前の作品だと「秒速5センチメートル」と「星を追うこども」のみ見ていた。それよりさらに前の作品だから結構雰囲気違うかな、と思いつつ前情報なしで見ることにした。

面白い、が難解

きっとみんなそう思っているはず…そうだよね。

グラフィックについて、人物の様子は秒速5センチメートルに似た感じがするし、影と光の境目に暖色系の彩度高めの色が置かれるのは最近の作品でも見られる。かなり好きだった。空(宇宙?)の描き方も当時から印象的だったんだなあ。暑い夏の圧迫感のあるような空から、夕方の雲と光と闇の微妙な色合いまで、現実に忠実なようでファンタジックな風景描写が魅力(現在も)。

内容は結構難しかった。南北が分断された日本や、並行世界の「塔」などが当然のように存在している世界を理解するのが遅れたからな気がする。今までの作品では基本的に普通の世界から始まっていたから、ボーイミーツガールで終わるかと思ってたのに。日本の状況・周辺の情勢・並行世界について(拓也が何してるか)あたりが理解できたら面白かったけど、私の場合それがまあまあ終盤になってしまいました。

完全に理解する必要はないのかもしれない。実際メインは思春期の3人の心の動きやふれあいだと思われるし。色々理解した方が、ノイズとしての疑問が生まれないだけ。
・・・勝手に見どころを決めつけてる気もする。

つづく

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