やよやよ

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  • 個人的ジェンダー・セクシュアリティ

    筆者のジェンダーやセクシュアリティについて 左寄り思想

  • 冷凍弁当と読書記録

    冷凍弁当と読書の記録をいっしょくたにしてつけております。 食と読書生活の参考になるかはわからないです。

  • 推し活、オタ活、趣味

    推し活(オタ活)や趣味についての考え方、印象に残った出来事など

  • 漫画・アニメ感想

    印象的だった漫画やアニメの感想文置き場

最近の記事

「推し」よりは 「好きなキャラクター」 と表現する方が私的に正しく なんなら 「好きな役」 がより正しく もっと言えば 「好きな軌跡」 が最も自分の感情に相応しい

    • 私は今の推しの1人(超絶爆裂美少女)が今の所 顔パーツだの骨格だのの「正解」として消費されず ただ「美しい存在」として活動できている事に深い喜びを覚えている。 推し本人が望む消費の形は知る由もないけれど、 私は推しの美しさが 誰かを傷つける「基準」になって欲しくは無い

      • ある推しと、透明化されるスパッツという名の防衛機構と、非実在青少年の尊厳

        私には私と誕生日が同じ推しがいる。 今年もそのキャラクターの誕生日(=私の誕生日)が近いてきて、ふと思い出すことがあった。 ※内容から私の推しを特定できる方もいらっしゃると思うが、ここからの内容は少しセンシティブというか、そんな感じなので、もし私の推しが誰か気付いたとしても、心の内にそっと秘めておいて欲しい その推しが住んでいる作品(推しが登場する作品、という方が一般的に適切なのだろうが、それはなんだか、推しがただの役というか、推しの実在性が損なわれる表現に思われて悔しい

        • 「性的同意」ロジックは性交を脱神話化する(後編)

          前編の内容 性的同意とは単なる性暴力や望まない妊娠を防ぐためのツールを超えた、「性的行動を断る権利や意思」の発見である。 そして性的同意を認め、実際にそれを行おうとする努力はそれ自体が「性的行動を断る権利や意思」の承認であり尊重である。 一方で、数多くのフィクションは「愛=性的行動の成就」として、「性的行動を断る権利や意思」を透明化してきた。 現実世界において、性的同意と共に「性的行動を断る権利や意思」が拡大していく中、フィクション世界にも速やかな変革が求められていくだ

        • 「推し」よりは 「好きなキャラクター」 と表現する方が私的に正しく なんなら 「好きな役」 がより正しく もっと言えば 「好きな軌跡」 が最も自分の感情に相応しい

        • 私は今の推しの1人(超絶爆裂美少女)が今の所 顔パーツだの骨格だのの「正解」として消費されず ただ「美しい存在」として活動できている事に深い喜びを覚えている。 推し本人が望む消費の形は知る由もないけれど、 私は推しの美しさが 誰かを傷つける「基準」になって欲しくは無い

        • ある推しと、透明化されるスパッツという名の防衛機構と、非実在青少年の尊厳

        • 「性的同意」ロジックは性交を脱神話化する(後編)

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        記事

          noshと、百年の孤独と......①

          筆者には、この夏、遂に、満を辞して、手を出した二つのものがある。それは… 百年の孤独 nosh だ。 ノーベル文学賞受賞作家であるガルシア・マルケスの最高傑作にして文庫化の暁には世界が終わるとまで評された小説の王者「百年の孤独」と いつからかネット広告を占領し日本の宅配弁当サービスの王者と化したnosh の両方を同時に始めるなんて、あまりにも贅沢だ。眩しすぎる。 しかし、こういった新しい事は思いついたまさにその瞬間に始めるべきだ。 そして筆者には、もう二つやりたい

          noshと、百年の孤独と......①

          「性的同意」ロジックは性交を脱神話化する(前編)

          まえがきこの記事は「性的同意」について最近ふと気づいたことを忘れないうちにとりあえず書き留めておいたものです。なので実はそこまで主義主張はありません。 「性的同意」は「発見」か「発明」か 「発見」と「発明」 あなたは「発見」と「発明」の違いを考えた事はあるだろうか? なんとなくだか、ある、という人は多くない気がする。それどころか、両者に類似点を見出すことすら無い人もいるだろう。 しかし、「発見」と「発明」の区別が容易でない瞬間は、確かに存在する。 例えば、「数学」は

          「性的同意」ロジックは性交を脱神話化する(前編)

          「推し」のグッズに興味が無い、グッズが欲しくないオタクの生きづらさ(後・完結)

          ※(注意)デスノートのネタバレ要素があります 前回のあらすじオタクのはずなのにグッズに興味が無いせいで、中高生の頃は「オタク」のグループ内で「オタク」と認められず、疎外感を感じていた。 そして「自分は何オタクか」を考えすぎて病んでいたが、高校卒業以降は完全に一人でオタ活をするようになり、そうした悩みから解放され、自由な「推し活」ができるようになった。 これは一見「オタクコミュニティ」と「自分は何オタクか」という問いからの敗走、思考停止によって得た妥協点としての安定に見え

          「推し」のグッズに興味が無い、グッズが欲しくないオタクの生きづらさ(後・完結)

          「推し」のグッズに興味が無い、グッズが欲しくないオタクの生きづらさ(前)

          が半端ない、という記事です。 主にコミュニティの中での「アイデンティティ」証明、「キャラ」の確立に失敗した人間の生きづらさとそこからの脱却について語っており、若干のタイトル詐欺感が否めませんが、少しでも検索に引っかかりやすく、今まさに「オタクなのに推しのグッズに興味が持てない」ことで苦しんでいる人に届きやすくするための題名です。ご了承ください。 ※この記事ではオタク、という言葉を主に二次元のオタクの意で用いています。また、カップリング文化にも少し否定的ととれる表現があるた

          「推し」のグッズに興味が無い、グッズが欲しくないオタクの生きづらさ(前)

          (別に炎上しなかったけど)東リべ3期某シーンについてありうる批判と擁護

          ※この記事は2023年秋に書いたものです。 結果としてアニメは特に炎上はしませんでしたが、なんとなく供養させていただきました。 ないとは思いますがこの記事が拡散されるのはあまり良くないかなと思うので、noteの有料機能のテストのために有料とさせていただいてます。 アニメ版東京リベンジャーズが遂に3期を迎えました。 一ファンとして嬉しい限りなのですが、少し危ういというか誤解を招きそうなシーン(原作18巻半ばのあるキャラの回想シーン)がありそこだけ切り取られて拡散するリスクを感

          ¥100

          (別に炎上しなかったけど)東リべ3期某シーンについてありうる批判と擁護

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          性的同意が重要かつ偉大な発明であることは前提で 「性的同意を得た性交」をゴールとする価値観には問題がある。 同意を得られず行為に及ばないシナリオが下に置かれるならば、性的行為を「する/しない」の選択肢に不均衡が生じ、同意を求められる側は主体的な選択が不可能になる。

          性的同意が重要かつ偉大な発明であることは前提で 「性的同意を得た性交」をゴールとする価値観には問題がある。 同意を得られず行為に及ばないシナリオが下に置かれるならば、性的行為を「する/しない」の選択肢に不均衡が生じ、同意を求められる側は主体的な選択が不可能になる。

          極論を承知で言わせてもらう、あなた達は「異性」との関わりが多くないから「男女の友情」についてとやかく言えるんだ

          前置きこの記事はいわゆる「男女の友情は成立するか」と言う議論の背後にあるものについての話です。 noteという媒体でこのような過激な主張をするのもなんだが、筆者はきょうび「男女の友情は成立するのか」問題をそれが孕む多くの倫理的・論理的欠陥を意識しないまま一生懸命こねくり回している方々はXで「デートで彼女をサイゼに連れてくのはありかなしか」を無限に論じている方々と同じようなタイプだと認識している。 どちらの命題も「考え方は個人によるとしか言いようがない」要素を含みすぎている

          極論を承知で言わせてもらう、あなた達は「異性」との関わりが多くないから「男女の友情」についてとやかく言えるんだ

          Netflixの巧妙な策略により刃牙に沼った 2(ピクルvs烈, ピクルvs克巳編)

          前回の振り返り このシリーズはかねてから興味を抱いていた刃牙がネトフリで好調と聞き、重い腰を上げて見ることにしたが、順番を調べると言うたった一手間を惜しんだ結果、対カマキリ戦から見てしまった人間の感想記です。 今回はなんやかんやで刑務所編を割とエンジョイし、作品のノリに慣れてきた頃にピクル編に入り急にキャラが増え本格的に「おもしれえことになってきた…」的なワクワク感と共に作品を楽しんでいた頃の記録です。 さて、「地上最強の親子喧嘩」という作品全体のテーマに照らして考えた時

          Netflixの巧妙な策略により刃牙に沼った 2(ピクルvs烈, ピクルvs克巳編)

          Netflixの巧妙な策略(?)によって刃牙にハマってしまった

          この世には「見る順番わからん」コンテンツがある。 シリーズとして単一のタイトルを冠しているものの、エピソードの独立性が高く必ずしも最初から見る必要は無いが、その反面関連性の高いエピソードは見る順番で大きく印象を変える… 要するにジョジョやスターウォーズのことである。 「刃牙」もまた、どこから見ればいいのかわからない。しかしこれは「どこから見るのが最適か」わからないという意味だけでなく、そもそも「順番がわからない」のである。 「グラップラー刃牙」やら「範馬刃牙」やら「バ

          Netflixの巧妙な策略(?)によって刃牙にハマってしまった