大事と大切〜違いの美学〜
こんばんは、チーママやよいです!
まだまだ夏ということで
本日はシャーベットオンパレードです^ ^
職場のお中元のおすそ分けです😊
どれもしっかりフルーツの味がします。
甘すぎずさっぱり食べられ、暑い夏にぴったりです。
おやつタイムというよりは、いつも食後にいただいています^ ^
東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。
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書道のはな*みち きれいな字が書けると人生はもっと美しくなる
本日は久しぶりに”違いの美学”のコーナーです。
”大事”と”大切”
両方とも私たちが比較的よく使っている言葉だと思います。
わたしも、このnoteの記事で毎回と言っていいほどよく使っている言葉です。
同じ意味で使っているところがありますが、
みなさまは大事と大切、区別して使っていますか?
違いをご存知でしょうか?
まず簡単に言葉の意味を調べてみました。
大事・・・重要で、価値があること。
そうですね。。。
大切・・・値打ちが大きいさま。
丁寧に扱うさま、粗末にしないさま。
こんな感じであまり違いがないような説明がされています。
漢字に注目しましょうか。
大事は、事が大きいと書きます。
字の通りですね。
大切は、”切”という字が入っています。
なぜでしょうか。
ところで、
”大事な人”・・・”大切な人”・・・
どちらが気持ちがこもっていると感じますか?
どちらの言葉を言われると嬉しいでしょうか?
同じようですが、大切な人の方が、
ニュアンス的にですが、
気持ちがこもっているように感じませんか?
大事は、重要である、役割が大きいという意味で使います。
例えば、
「日本にとって内閣総理大臣は大事な存在だ。」
というように、存在が大きく、重要である時に使います。
”大事な恋人”と言うより、”大切な恋人”と言ったほうが気持ちが入っているように感じませんか?
「お父さん、お母さんは大切です」
「子どもが大切です。」
大事も大切もどちらも大事な存在に変わりはありません。
けれど、”大切”を使うことによって、
もっとエモーショナルで、
言葉の中に自分の感情が入っているように感じます。
このようにこれら二つの言葉は少しニュアンスが違っています。
私たちは意識していなくても案外使い分けているかもしれませんね。
ここで、気になるのが、”大切”にはどうして”切”という字が入っているかです。
”大切”の由来をみていきましょう。
”大切”の由来は”大いに迫る”です。
昔、日本では切腹する慣わしがあったのはみなさまもご存知だと思います。
緊急を要するときに切迫という言葉を使います。
切腹のように切迫した状況からきています。
これらのことが、意味が転じていって、
大事なこと、鬼気迫る感じが加わった”大切”という言葉が生まれました。
まさかあの切腹から来ている言葉だとは・・・
驚きですね。
”親切”という言葉。
これも”親を切る”と書きますね。
分解するだけでちょっと怖い印象になってしまいました。
でも、これも、さきほどの大切と同じで、
”切”という言葉が入っているのは迫っているということです。
親しみをもって近くにいるということが、”親切”ということなのです。
”切”という言葉の中には、
悪いことを断つ、
切迫している、
この瞬間、替えがない、
という意味があるのです。
ですので、大いに迫っているという時は、”切”という字を使います。
平安時代には”大切”という言葉が”愛”と訳されていたことも文献に残っています。
大切も大事も両方とも重要なことというのは、2つの言葉共通ですが、
大切の方がより気持ちがこもっていることがわかりました。
これがわかると”大切な人”という言葉を使いたくなりますし、
案件が大きい時は”大事”と使いたくなります。
何気に使い分けていますが、意味を知るとさらに使いやすくなりますね。
本日は以上です。
みなさまのご参考になれば嬉しいです。
それでは最後に恒例の
今日の水書き書道のコーナーです。
今日の草書はこちら!
何の漢字でしょうか?
正解はこちら!
まずは行書で
次に楷書で
致
でした。
普段、私たちが書いている字とけっこう違いますね。
「千字文」をお手本にしています。
ご了承くださいませ^ ^
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます😊
おやすみなさい💤
今日のロアくん🐈