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自己成長

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スキル開発や学びについて書いた記事を集めています
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#アメリカ

『The Culture Map』を読み解く②~異文化理解の鍵、ハイコンテクストとローコンテクストの違い~

本日は、『The Culture Map』by Erin Meyerの第一章を読み解きます。邦題は『異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養』です。 本への興味のきっかけとご紹介スタイルきっかけ: 「日本生まれ、米国育ち」と「DE&I」が繋がり、私が生涯を通して学びたいテーマに関する内容が扱われているためです。 ご紹介スタイル: この記事では、本書の全内容を紹介するのではなく、「面白い!」と思ったポイントを抜粋し、私自身の感想や体験を交えな

「何それ?」から始まる絆~アメリカの現地校で見つけた居場所

先日、日本文化満載のとある新年会に参加しました。日本に興味を持つ外国人も多く参加しており、テーブルの中央には色とりどりの折り紙が置かれていました。それを見て、久しぶりに折り紙をしてみることに。息子の保育園のお友達も来ており、日本人のおばあちゃんと折り紙を始めたので、私も夫と一緒に鶴を折り始めました。最初は「うーん、思い出せるかなぁ…」なんて夫とつぶやきながらやっていたのですが、(Youtubeなどを開かず!)なんと数十年ぶりに鶴を完成させることができ、思わず感動してしまいまし

100人の読者さんに感謝!もう一度読みたい記事セレクション

11月から記事執筆加速をして読者が増え…12月には達成できるかな~と思っていた密かな100人目標。少しペースを落としたこともあり、ようやく1月末をもって達成することができました!いつもブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。 noteは、やればやるだけ結果が出る場所なのでしょうか。コミュニティの力って本当にすごいですね。感謝の気持ちを込めて、これまでの人気記事や私のお気に入りの記事をご紹介します!テーマごとのリストは順不同ですが、よく読まれている人気の記事からお

「約束の時間」とは?アメリカ流マナーと異文化交流の1日

約束の時間の1時間後に到着した家族(+その息子)と3時間、英語で話し続けた、そんな日でした。 「約束の時間」とは?大人になり、子どもができて家族ぐるみのお付き合いやイベントに参加をするたびに感じますが、アメリカでは約束の時間から少し遅れて到着するのがごく普通。10分くらい遅れて来るのが、むしろ相手に気を遣わせないマナーなのかもしれません。 今日は、まるでマラソンを走ったような疲労感!(笑)夫は午後から学校へ行き、私は近頃仲良くしている友達一家と遊ぶ約束をしていました。

『The Culture Map』を読み解く~異文化理解と多様性の架け橋~

いよいよ新しい本『The Culture Map』by Erin Meyerについての執筆記事の連載を始めます。邦題は『異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養』です。 はじめに:本への興味のきっかけ「日本生まれ、米国育ち」と「DE&I」が繋がった 幼少期から多様性豊かな米国で過ごした経験を通じて、自分自身の「出身地(日本)の世界での立ち位置や見られ方」そして「アイデンティティ」について、非常に深い興味を持つようになりました。90年代に渡米し、

アメリカにいる今、思い出すのはあの体育の授業と跳び箱の挑戦

年が明けて気付いたのですが、今年は年女(巳年)でした。蛇年の特徴として、知恵や直感力に優れ、神秘的な魅力を持つとされています。私は普段から直感で動くことが多いので、もしかしたらその特徴が当たっている部分もあるかもしれません。 私を表す言葉「好奇心旺盛でチャレンジ好き」では、もし「あなたを一言で表すなら?」と聞かれたら、私は迷わず「好奇心旺盛でチャレンジ好き」と答えます。子どもの頃から、興味を持ったことにはどんどん挑戦するタイプでした。 最近、ある方のnoteを読んでいたと

新年を迎えて意識したい心身のケア

今日は雨です。昨日は、アメリカ南東部では珍しい雪が少しちらつきましたが、すぐにしとしととした雨に変わってしまいました。そして今日は息子の保育園が始まり、私の「休暇」もスタートです。(ビザの種類の関係で米国では働けないため、息子の保育園が休みの日=「勤務日」、それ以外の日=「休暇日」という生活をしています。笑) そんな「休暇日」が始まる前夜には、なぜか夜更かししてしまうのが私の悪い癖。いつも「やってしまった…」と後悔するのですが、寝不足でもあれこれ動いてしまうタイプです。ただ

アメリカ生活を経て帰国後の英語維持法~帰国子女としての実践と工夫~

前回は、幼少期のアメリカ生活を通じてどのように英語を身に付けたかについてお話ししました。 今回は、日本に帰国後、どのように英語力を維持してきたのかをご紹介します。帰国子女ではないけれど、英語をもっと上達させたい方にも参考になる情報です。 英語の授業を真面目に受ける帰国後、私は帰国枠で高校受験を経て、都内の進学校に通いました。この進学校は、自主性を重んじる校風で、一から十まで手厚いサポートをしてくれるわけではありません。同じ授業を受けるものの、個々人が計画的に勉強を進める必

アメリカ生活を通じて身につけた英語力~帰国子女としての維持法~

最近、日本人同士の集まりに参加した際、「帰国子女」と自己紹介をしたところ、これから帰国予定の小学校1年生のお子さんをお持ちの方から質問を受けました。その経験をきっかけに、この記事を書いてみることにしました。 世の中には「英語力を上げる方法」を紹介するHOW TO本がたくさんありますが、「帰国子女の視点で英語を維持する方法」に特化したものは、あまり見かけないように思います。そして、私自身のように、幼少期(3~5歳)に渡米し、その後日本で過ごしてから再び小学校中学年から高校受験

渡米生活を支える心構えとパートナーシップの秘訣

昨日は、渡米後から所属しているコミュニティについてご紹介をしました。 本日はその続きとして、米国留学に帯同する配偶者として「心掛けてきたこと」を中心にお話しします。特に、渡米生活を通じて築いてきたパートナーとの関係にも触れたいと思います。海外に限らず、また「留妻」に限らず、広く応用できる考え方も含まれていると思いますので、ぜひご一読ください! 海外生活を充実させるためのヒント1.大学のリソースは最大限活用する! パートナーにはぜひ、自分が活用できるリソースが所属団体(留

アメリカ現地校の不思議な先生から習った、一生忘れない英語の使い方

渡米してすぐに出会った算数の先生アメリカの現地校に不思議な算数の先生がいました。結構お年を召されていたのか、髪はほとんどありませんでした。また、目がとても悪いのか、ハリーポッターのハリーがしているような眼鏡のとても分厚い版をかけていて、お話をするときには先生の目が眼鏡いっぱいに拡大されている、という…今でも思い出してしまうほど、見た目からキャラの濃い先生でした。 彼の謎行動といえば、休み時間になると生徒からペットボトルを集め、それらを学校の外の大きなビニール袋に集め、定期

帰国子女が直面する困難と乗り越えた先に広がる世界について

今日は私の海外(アメリカ)での経験を軸に、帰国子女としてどういった困難を経験し、それをどう乗り越えたのか、そしてその先にどういった世界が広がったのか、を考察していきます。海外に興味がある方や、これから海外に行く予定の方に少しでもご参考になれば幸いです。 海外に出ない人が最近少ないと聞くけれど…私は今回4度目のアメリカ滞在中ですが、過去に、自分の意志とは関係なくアメリカに渡る機会が2度ほどありました。 自分の意志で渡米した時間を含めると10年以上アメリカに住み、英語はアメリカ

「場数」を踏めば踏むほど面白い未来が待っている

夫の大学のパートナートークセッションにスピーカーとして参加をしました。先日、夫の大学で開催されるパートナートークセッションで話す機会がありました。大学受験生やそのパートナー向けのセッションで、留学生に帯同したパートナーとして、現地の生活についてお話をし、質問があればそれに応えていく、というような内容です。スピーカーは私を含めて2人。英語です。原稿や事前準備はなく、進行してくれる先輩学生がちょっとした質問を投げてくるので、それに対して答えていきます。セッションでお話をするのは

アメリカで暮らす中で考える「相手を知る」ことの重要性

※今回は「相手を知る」ことについて、海外要素を絡めながら書いていきます。モンテソッリー式のトイトレの続編はまた次回!※ アメリカに住むとたくさんの移民がいることに気づきますなぜ移民が多いのか。 そもそもアメリカってどのような国か、過去の歴史から考えてみました。 元々、アメリカにはNative American(アメリカの先住民族、インディアンとも呼ばれる)が住んでいました。クリストファー・コロンブスが新大陸(アメリカ大陸)を発見してから、スペインの植民地化が進み、ヨーロッ