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散歩すると右膝付近の違和感/70代男性
気になるところ
右膝が階段もしくは下り坂になると大腿四頭筋が張り不安を覚える。
1)特に感じるシーンは家庭菜園などでしゃがんでの草むしり作業時。
2)朝の散歩で近所の山へ毎日登るが、道中にある階段下りで痛みがある。
3)何もしないときや通常歩行では右膝当たりの違和感は一切感じない。
仮説と評価
基本的に下りで体重や重力に対し床反力(筋力)を出し支える必要性が有る、その際に負荷しているものが何かしら怪しいと感じる。
その中で下る際にちゃんと骨の強さを使い動作しているのか?(膝を10°以上曲げず大腿骨ー脛骨の圧縮応力)。
その際の重心コントロールが姿勢制御に問題を起こし、前重心からの四頭筋優位になっていないのか?(農作業しゃがんだ状態が痛みから言える)。
1)大腿四頭筋の伸張力(+)膝を曲げても左健側比較で曲がらない事を認める→日頃からの四頭筋過負荷が言える。
2)ロコモーター(腰下)から見た腰上(パッセンジャー)が重心上ちゃんとしているのか→立位矢状面(横から)確認を行う→胸椎過伸展(+)菱形筋過緊張 腰椎伸展不足(+)→腰椎が起こせない前荷重を無理やり努力性に胸椎で起こしている。→この事から重心は前に寄り大腿四頭筋歩行の可能性もある。
コンディショニング
1)大腿四頭筋のハンズオン(膝屈曲亢進の為ストレッチ)とセルフエクササイズ化への指導。
2)大鏡にて現状の姿勢を確認してもらい、脳内にある身体図式を書き換えて頂く。
3)2から姿勢を矯正して頂く。
4腰椎伸展運動の為に骨可動域をハンズオンで拡げる→腰椎伸展セルフエクササイズ指導。→胸椎努力性の姿勢維持を止めて頂く。
前荷重生活なので家庭菜園の草むしりの際は低い椅子に座り作業されていると言う、その辺りも仮説と検証から言えば当然の結果かもしれない。
先ずは腰椎伸展運動を促通し、胸椎伸展での重心を後方に移動させる間違った姿勢作りを思い込みから修正を掛ける、その事で四頭筋歩行→殿筋・二頭筋歩行へと本来へ変え痛みから解放する。