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【文章】心が柔らかくなる瞬間を。

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写真と言の葉。どこかにある物語。
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2024年5月の記事一覧

つい口遊んでしまったハナウタで。

つい口遊んでしまったハナウタで。

月が綺麗ですね。は、名訳だよね。っと、純水に話す人が、居たバーカウンター。

SNSを、眺めていると

月が綺麗は、月が綺麗だろ。っと、言う人をよく見かける。

確かに。
そうだよなぁ。

月が綺麗は、月が綺麗。
ただそれだけの意味の大切さだって必要だ。

だけど
話の論点は、ズレているような気もする。

I LOVE YOUを、じゃあ君は、愛してると訳してちゃんと意味を伝えられるのだろうか?

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曇り空、灰色。でもどこにでも行ける色。

曇り空、灰色。でもどこにでも行ける色。

カーテンを開けると曇り空だった。

いや、ほんとは目を覚ました瞬間から気づいていた。

なんでだろ。

寝惚け眼を擦りながらコーヒーを飲む。

あったかいと感じる体感。

そっかぁ。と、ぼんやり思う。

気温や、カーテンの隙間から溢れる色。

例えばそんな風に
言葉にする前に身体はきっと気付くのかもしれない。

頭には、人生がインプットされていくけれど
身体は、もっとその前から
自然と一体になって

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イヤホンから流れてくる音楽の匂いが変わった。

イヤホンから流れてくる音楽の匂いが変わった。

夏が近付いてる気がする。

あなたは、それをどんな所で感じますか?

カーテンから差し込む青い光が。
聴こえて来る鳥の鳴き声が。
少しずつ朝の時刻を早くする。

青い空と白い雲。
その立体感や色合いに季節の移り変わりを感じる。

スーパーの入り口に並び始めた手持ち花火。
半袖で、出歩く時間が多くなる。
今年初めてのアイスを買う。
冷たさの中にある甘さ。

今年の夏は、何をしますか?

まだ梅雨も訪

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光は、そんなモノのような気がする。

光は、そんなモノのような気がする。

少し早く目覚めた朝。

背伸びをして空の色を眺める。

この空色ならあっちの方に歩いてみよう。
長く暮らしている町だからこそわかる事がある。

それは今この瞬間に輝くものを知っているという事だ。

繰り返している事の中にある光は、そんなもののような気がする。

「物事は、光の当たり方次第。それを知っていないと色んなものを見誤ってしまう。」

好きな作家が
そう言った言葉を思い出す朝焼け。

毎日繰

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