バナナクッション
新年初の買い物は、バナナクッションだった。
お正月、弟の勉強机の椅子を買い替えにニトリをぶらぶら。結局気にいるものは見つからず帰ろうとした矢先、バナナがふと目に入った。一度通り過ぎてエスカレーターの前まで行きかけたけど、やっぱり気になってバナナの元へ引き返した。
これが私とバナナの出会いだった。
バナナはクッションコーナーのいちばん上の段に並べられていた。セールでちょっと安くなってた。
ちょっと見つめてたら欲しくなってきてバナナを手に取った。もちもちとした肌触り。
バナナ2つを見比べて、なんとなく活きがよさそうな方を選んだ。
レジを通されたバナナは袋詰めされて、私のもとにやってきた。(表紙の画像は袋詰めされて運ばれているところ)
レジから車の荷台に乗せられるまでの間に、バナナはバナーヌ伯爵と名付けられていた。(命名者:母)
母はぬいぐるみに安直な名前をつけるのが好きで、実家のぬいぐるみたちはみんな名前がついている。(イルカのいるちゃん、ちっちゃいくまのちびくまちゃん、しばいぬのしばわんなどなど)
そして私が実家から下宿先に帰るときに、一緒にバナーヌ伯爵もやってきた。
我が家の食パン座椅子の上に乗せてみた。まるで朝ごはんのよう。
母に報告してみた。
変換がめんどくてひらがな表記にしたら訂正された。バナーヌ伯爵ごめんね。
こうして我が家にやってきたバナーヌは、食パン座椅子に座った私の膝の上によく鎮座している。
母いわく、伯爵なので気位が高いらしい。心なしか私の膝の上でえらそうにしている気がする。えっへん。
ちなみに、同じシリーズで目玉焼きクッションも売っているらしい。
目玉焼きも買ったら完全に朝ごはんになりそう。
次ニトリ行ったときに目玉焼きに出会ったら、連れて帰ってきちゃうかもしれない。