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やっとかめ大使レポート2024

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やっとかめ文化祭 DOORS 2024のレポートです。 開催期間:10月26日(土)〜11月17日(日)
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2024年11月の記事一覧

11月17日(日)午前 旅するなごや学「志野流香道 特別講座 聞香体験」

11月17日(日)、旅するなごや学「志野流香道 特別講座 聞香体験」に参加しました。 香道は室町時代に完成した日本独自の芸道で、今回はその道統を唯一継承する志野流の次期お家元から直接ご指導を受ける貴重な機会でした。 会場となった松隠軒は、普段はお弟子さんでも滅多に入ることができない特別な空間だそうです。 前半では香道の歴史や香木にまつわる興味深いお話を伺い、後半では実学として実際に香木の香りを鑑賞しました。 私も生まれて初めて聞香を体験し、緊張しつつも正しい作法で香りを楽し

11月17日(日)お座敷ライブ(お座敷遊び)

11月17日(日)、まちなか芸披露「お座敷ライブ」に参加しました。 今回は10月に続く第2回目で、名古屋を誇る名料亭「志ら玉」さんにおじゃましました。 参加者の皆さんは食事を楽しみながら、名妓連の人気芸妓による踊りやトーク、お座敷遊びなど、料亭宴会の文化を存分に堪能していました。 私は生まれて初めて見る芸舞妓さんの美しさに思わず見とれてしまいました。芸舞妓さんの舞踊は、唄と三味線の音色に合わせた優雅な動きで感情を全身で表現し、まさに日本文化の美を体現していました。 ま

11月5日(火)「名古屋城のお濠を走った電車と幻の駅跡を巡る」

11月5日(火)景雲橋小園から「名古屋城のお濠を走った電車と幻の駅跡を巡る」に参加した。 鉄道愛好家 山田司様のご案内で、名古屋城のお濠を走った電車の駅跡にフォーカスし、当時の写真と現代に残る痕跡を見比べながら歩いた。 先ず公園で、瀬戸電の設立の経緯、外濠に線路を敷いた説明があった。物流として瀬戸焼を堀川に運んでいた事は理解していたが、守山の歩兵連隊の移動手段と関連して、陸軍管理下にある外濠の借用許可が絡んでいるのは驚きである。また、1905年開通から来年で120年だそうで

11月16日(土)まちなか芸披露 in 金シャチ横丁 A.宗春ゾーン 後半

11月16日(土)名古屋能楽堂 会議室にて、 日本舞踊、音楽、演舞に続き、ストリート歌舞伎「マクベス」、「しゃちほこチャレンジ」が開催されました。 ストリート歌舞伎「マクベス」は、前回のまちなか芸披露に引き続き、立ち見が出るほどの大盛況。 現代的な言い回しと動きに笑い声が。ロック調の迫力ある立廻りは、お客様も身を乗り出して、ご覧になっていました。 かっこいいですね〜 その後、出演者の皆様の練り歩きも。愉快な音色と共に能楽堂に戻られ、講師の西川千雅さんの楽しいお話と共に「し

11月14日(木)釈迦の真骨はなぜここに?「覚王山」を歩く

11月14日(木)午後、「み・ちくさ案内人」河野彩友美さんと、覚王山駅から揚輝荘北園まで散策しました。 谷が入りくみ起伏に富むこの地域、多くの坂を上り下りします。 日泰寺への参道は月見坂、江戸時代から月見の名所として知られていたそうです。 日泰寺は明治39(1906)年、お釈迦様のご真骨を祀るために創建されました。 タイから日本へと贈られたご真骨がなぜ名古屋に安置されることとなったのか。 いくつもの候補地から選ばれるために、官民一体となった誘致運動が展開されたことを知りま

11月11日(月)名古屋駅西タイムトリップ〜恥と誇り、その先にあるもの〜

11月11日夜の「旅するなごや学」は、名古屋市立大学大学院人間文化研究科准教授の林浩一郎先生と、「屋上とそら」代表取締役の堀江浩彰さんのお二人による講座でした。 「名古屋駅西タイムトリップ〜恥と誇り、その先にあるもの〜」というタイトルで、会場は駅西のホリエビルにあるGallery NA2です。堀江さんは、ホリエビル中心に、さまざまな事業を展開していらっしゃいます。 戦後、駅西には、多くの闇市マーケットが開発されたそうです。 笈瀬通という通りがありますが、元は笈瀬川という川

11月15日(金)東洋一の大運河と呼ばれた「中川運河」を歩く

11/15(金)あおなみ線ささしまライブ駅から「東洋一の大運河と呼ばれた「中川運河」を歩く」に参加した。 NPO伊勢湾フォーラム 柳田哲雄様のご案内で、近年再開発の動きが進む中川運河の歴史といまを辿った。 中川運河の堀止船だまりは、西側を埋め立ててキャナルパークささしまになった。また、2026年には東側に、バー併設のホテルや人工ビーチ等が整備建設され、クルーズ名古屋の乗船場も移設されるとの事。更にリニア開業に向け、名古屋駅から上空の歩道が計画されている。 中川運河の水質保

11月16日(土) 中村遊廓まち歩きと遊里史トーク〜旧遊廓で蕎麦を食べながら〜第二部

11/16(土)、中村遊廓まち歩きと遊里史トーク〜旧遊廓で蕎麦を食べながら〜。 昔の場所の写真と今の状態の違いにびっくりしながら、栄えていた頃に思いを馳せました。 続いて、上から遊廓を見下ろせる場所から説明をしていただきました。 建物の構造がはっきりと分かり、参加者の皆さんも興味津々! お食事はおそば屋さん。 座学では遊女さんの生活や遊廓の中のことを学びました。意外と遊女さんの生活が質素なのと現在と同じように働き方を変えていくこと、遊廓の食事の高価さにビックリ! 遊廓の

11月17日(日)名古屋城で生まれた御深井焼〜尾張徳川家が慈しんだ産業の軌跡〜

11/17(日)、名古屋城で生まれた御深井焼〜尾張徳川家が慈しんだ産業の軌跡〜。 「御深井焼」と書いて「おふけやき」。これは名古屋城で焼かれていた焼き物の名前だそうです。いくら陶芸が盛んな愛知でも、まさかお城でも焼いていたとはびっくりでした。そもそもなぜこんな名前がついたのかと言うと、名古屋城の北西一帯を御深井丸(おふけまる)と言い、そこに尾張藩の御用窯があったからとのこと。ついでに、なぜ御深井丸と言うかというと、名古屋城の堀の北側、今の名城公園付近にあった深い池が「深井(

11月12日(火) まちなみデザイン賞を巡る~丸の内、錦、大須エリア~

11月12日午前の旅するなごや学は「まちなみデザイン賞を巡る~丸の内、錦、大須エリア~」と題したまち歩き。中部大学工学部の中村研一先生と,元東海テレビアナウンサーの高井一さんと一緒に,第6回まちなみデザイン賞を受賞した建築物等を訪ねました。 この日のキーワードは,まちの「襞(ひだ)」。前半は中村先生がマイクを握り,タマディック名古屋ビルや錦二丁目のまちの会所などにみられる襞を,時にアカデミックな視点も交えつつ解説してくださいました。 つづいて,高井さんが「襞」のバトンを受

11月15日(金)旅するなごや学「森林学習の視点で歩く!東山一万歩“ハーフ”コース」

11月15日(金)、旅するなごや学「森林学習の視点で歩く!東山一万歩“ハーフ”コース」に参加しました。 元東山植物園長の森田高尚さんの案内のもと、東山動植物園周辺の森を巡る「東山一万歩コース」の半分の距離を歩きました。 赤や黄色に色づいた美しい葉を眺めながら季節の移ろいを感じることができました。 紅葉トウカエデの並木道から、アラカシやサカキの常緑樹林、コナラやアベマキの落葉樹林など、約50種類もの植物を観察することができました。それぞれの特徴や見分け方、さらにはおもしろい豆

11月16日(土) 中村遊廓まち歩きと遊里史トーク〜旧遊廓で蕎麦を食べながら〜第一部

11月16日(土)に、やっとかめ文化祭「中村遊廓まち歩きと遊里史トーク〜旧遊廓で蕎麦を食べながら〜」が開催されました。 東海遊里史研究会の ことぶきさんによるご案内で、中村日赤駅から歩き始めます。 名古屋駅の高層ビル群がすぐ近くに見える場所ですが、建物、防火壁、当時の屋根をそのまま残しながら営業されるお店など、中村遊廓時代の名残が残っています。 昔の地図と比べながら歴史を辿る中で、現代に混在する歴史に驚きました。 しかしながら建物を残していくことは容易なことではなく、少し

11月9日(土) 変化する栄エリアの都市開発を巡る

栄エリアは建設ラッシュ 11月9日(土)「変化する栄エリアの都市開発を巡る」へ参加してきました。 名古屋の再開発を発信しているみーさんをガイドに再開発された公園や建物、現在建築中の高層ビル、新しいプロジェクトが期待できる場所などを解説や見所を聞きながらで8か所周りました。 テレビ塔を中心に開発された久屋大通パークは、芝生広場も整備され商業施設も充実し来訪者も多く、以前とは違い明るい雰囲気になりました。 今注目は『ザ・ランドマーク名古屋栄』地上41階の超高層ビルで高さ211.

11/7(木) 瓦女子とゆく瓦さんぽ〜山車まつりと醸造文化のまち〜

11/7(木)寒風吹くJR春田駅より。「瓦女子とゆく瓦さんぽ〜山車まつりと醸造文化のまち〜」に参加した。 瓦女子、脇田佑希子さまのご案内で、戸田祭りの壹之割から五之割に沿って、寺院や周辺家屋も併せて瓦を見て歩いた。 先ず壹之割:八幡社。軒丸瓦は神紋である橘紋との事。八幡神の使いである、鳩の形の瓦が乗っていた。 二之割:天満宮。鬼瓦に「天満宮」の文字が入っている。梅鉢紋、獅子の瓦が乗っている。 西照寺:軒丸瓦に「西照寺」の文字が入っている。 寶泉寺:軒丸瓦に「宝」の文字。