本の棚 #142 『天気痛』
台風のやつめ…また来やがったな。
ここ2日間頭痛に悩まされている。
おそらく、台風のせいだと勝手思っている。
というのもいつもニュースで
「台風〇号が発生しました」と聞くと
徐々に頭が重くなるからだ。
直撃しているときよりも
沖縄とかあたりの少し遠いところにあるとき
症状が現れるように感じる。
右目の奥がズキンズキンと痛み出し
そのまま放置すると吐くこともある。
基本的には寝たら治るけれども…
関節痛、片頭痛、古傷が痛むなど
結構な数がいるんではないか、
この「天気痛」というやつは。
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「他人には理解してもらえない慢性の痛み」に、「天気という自分ではどうすることもできない要素」が絡んだ、複雑な痛みが天気痛です。
たしかにシンプルなものではない。
痛みは自分しかわからない。
熱みたいに測ることはできない。
だから周りから理解されにくいし
むしろ誤解されやすかったりする。
近頃はわりと体調不良に対して
世の中も寛容になっている気がするけど
ひと昔前だと「サボっている」「やる気ない」
みたいに思われていたのではないか。
この天気痛についてもさらに研究が進み
世の中の理解が深まればいいと思う。
スマートフォンアプリ「頭痛ーる」
「頭痛ーる」は天気痛の人々などの
体調管理アプリである。
天気予報と気圧変化、日記帳が
セットになった便利なアプリだ。
そんなものがあったのか…
おそるべし人類…
様々な要因が絡み合う天気痛だが
この「気圧」という厄介な敵の出方を
知っておくだけで対策をうてる。
天気が崩れる前後数日が気圧の変化が
大きいらしく(や、やっぱり!)
内耳が敏感な人が
めまいになったりする傾向が強い。
(メニエール病なども)
天気が崩れる、気圧が変化する、
それがわかっていれば薬を準備できる。
ぼくの場合は「目を使わない」ことが
結構重要で、PC作業を減らすことが
対策の1つになっている。
薬に頼らない天気痛改善ストレッチ
頭痛薬を常備しているが
飲んでも効くときと効かないときがある。
そんなときに別の対策として
本書で紹介されているストレッチやツボを
試してみるのもいいと思う。
図解されているのでわかりやすい。
原因がわからない謎の痛みに対して
無駄なストレスや不安を感じてしまい
身体に不具合が起きることは
誰のためにもならない。
わからないのならば一度天気を疑い
日記とアプリで記録をつけることを
おすすめする。
その原因が天気痛なのだとしたら
安心してほしい。
対策はたくさんある。
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