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自己肯定感が自然にあがる、シンプルな方法 ー 家族写真を家に飾ろう!

皆さんは自宅のお部屋に
ご家族やご自分の親友とのお写真を貼っていますか?
先日、NHKのラジオ番組「ふんわり」で、
人工知能研究者の黒川伊保子先生と
教育評論家の親野智可等(おやのちから)先生の対談を聞きました。
その中で、私たちは昔に比べて
写真を撮影する機会が増えているのに、
写真を家に飾ることがほとんどない、
実は現像さえしていない

という話がありました。

海外では、自宅に家族写真や
お子さんが小さかった時の写真を飾ることが一般的
です。
職場でも家族写真を飾っている光景をよく目にします。
ラジオの対談によると、中国や韓国でもこれは一般的だそうです。
しかし、日本ではそのような文化があまり根付いていないよう。

日本人が写真を飾らない理由として、
以下のようなことが考えられます。

1. 環境的な理由
日本の家屋はもともと壁がない家屋が多く、
障子や襖など写真を貼るのに適した壁ではなかった。
また、現在では賃貸住宅が多く、
壁に穴をあけることが難しいという
環境的な制約もあります。

2. 文化的な理由
日本では肖像画を飾る文化があまりなく、
仏壇の上にだけ故人や祖先の写真を飾ることが
一般的でした。
そのためなのか、
リビングなどに生存中の人々が映っている写真を飾ることに違和感を感じる人が多いのです。

ラジオ番組では、
写真をどんどん飾って、
「あーこんな頃もあったね」
「みんなで一緒に過ごして楽しかったね」
といった親子や家族や親友との大切な思い出を「見える化」することの重要性
が語られていました。

親野智可等先生は「ほめ写プロジェクト」という活動を行っており、
自己肯定感が低い日本のお子さんたちの自己肯定感を高める方法として、
親御さんたちに写真を飾ることを推奨しています
。 


飾られた写真を日頃から見ることで、
「自分は大事にされている」
「愛されている」という気持ちが芽生え

実際にそのようなお子さん達は
自己肯定感が高まるそうです。

そして、黒川伊保子先生によると、
脳には科学的には
「感情付帯記憶」というものがあり、
五感で感じた記憶
例えば「お母さんの背中に背負ってもらった」
「小さいときにお父さんの膝に乗せてもらって絵本を読んでもらった」など。
この感情付帯記憶というのは脳の中で
重くて大きい記憶として
脳の深層に沈んでいるそうです。
これらの記憶は日常生活では
表に出てくる機会が少ないため、
写真を飾ることでこの感情付帯記憶を
呼び戻すことができる
といいます。

実は私も先日、親族が亡くなり、
お通夜と告別式に参加しました。
斎場には故人の写真がたくさん飾られていて、
誰もが涙しながら見ていました。
家族、友達に愛されていたんだな
という気持ちがどんどん湧き上がります。
自分と故人が一緒に写っている写真を見ると、
とても幸せな時間だったと感じ、
涙が溢れました。
故人が日頃からご家族の写真を飾っていたかどうかは分かりませんが、
写真を見ることで人との感情や愛情が
蘇るのは確かだと感じた瞬間でした。

iPhoneの中にある
ご家族や友達の写真を眺めるだけでなく、
見える化、記号化することで、
お互いに感情を共有。
ご家族や友達との愛が深まり、
感謝の気持ちも湧き上がります。

ラジオ番組と実体験を通じて、
写真を飾ることで自己肯定感が高まり、
ご家族や友達と暖かい気持ちで
過ごせるようになるのです。
飾られた写真にはそんな力があるのだと感じました


皆さんもこの夏、
ご家族の写真をお部屋に飾ってみませんか?
写真を眺めらながら、愛に包まれる。
そんな時間を過ごしてみませんか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ヘッダーの画像はbunkyoprophoto_tさんの写真をお借りしました。ありがとうございます。

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