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【本】大丈夫、人生の曲線はいつも流動的だから
韓国の作品
「死にたいけどトッポッキは食べたい」
という本を読みました。
気分変調症に悩む著者パク・セヒさんが、
先生との対話で
自分に向き合うノンフィクション小説。
「今日という日が完璧な一日とまではいかなくても、大丈夫といえる一日になると信じること。一日中憂鬱でも、小さなことで一度ぐらいは笑うことができるのが生きることだと信じること」
— ちびこ@本とアートと旅とお風呂ジャンキー (@tw_chibiko) May 5, 2023
死にたいけど トッポッキは食べたい パク・セヒ pic.twitter.com/Lwj64Cwq6V
「幸せになりたいなら、次のようなことを怖れず、真正面から受け入れよう。私たちは常に不幸であり、私たちの悲しみや苦しみ、そして怖れには常に相応の理由がある。これらの感情を切り離しては、考えることなどできない」マルタン•パージュ『ある完璧な一日』
この本を読みながら、
これ、私だ。。。。。と思うことが多々。
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「今日はあれしなくちゃ」
「こうあらなければならない」
「○○とはこうあるべきだ」。。。。
他人の多様性は認めるくせに
自分自身の多様性は受けがたく、
両極端に考えている自分がいた。
否定的な考えや、自分が拒否される原因は自分にあると考えたり、
他人と比べて足りないと思ったり。
何故他人の多角的な側面は受けれるのに、
自分自身のことになると受け入れられないんだろう。
特に自分かも?と思った箇所は下記でした。
先生 あなたも言ってみましょうよ。大変だと。
私 どうやって言えばいいか、わからないんです。
先生 他人を見ながら学ぶんですよ。みんな大変だというのだから、わかりますよね。セヒさんは、大変じゃない人まで、「大変でしょう?」と聞くような気がします。
私 (この時、涙が出た)私って、いい子ぶっていますね?
先生 いい子なんですよ。いい子なんだから、仕方がないです。
私 いい子というより、ただの馬鹿なんだと思います。
先生 「他の人よりは自分はまだましだ」と思うから、自分がつらくても言い出せないんでしょう。例えば、どこに行っても、みんな「ここも大変なんだから」と言うのかもしれません。でも、あなたは「ああ、あの子も大変なのに、私は気付かなかった」と自分を責めてしまう。他人を思いやるのはいいんです。関心を持つものいいでしょう。でも、まずは自分の心配をしないと。自分の気持ちが先です。友だちに話すのもいいですが、一緒に働いている職場の人に「私は大丈夫だから」で通すのはやめて「私はあなたに比べて肉体的には楽かもしれないけれど、ここも大変なんだよ」ということを伝えた方が、お互いにいいじゃないですか。
私 会社の人たちには話したことないですね。でもそれほどポーカーフェイスなわけでもないんです。感情をうまく隠せなくて。木曜日に会社を辞めたくなった時も、誰が見ても不機嫌な顔をしていたと思います。そんなんじゃ、みんなも声をかけられませんよね。
先生 普通に気分が悪いんだなと思うだけでしょうね。まずは、自分自身を知らなければ、解決できません。自分を知ろうとせずに、「どうして私はこうなんだろう」とばかり考えていてもダメです。
私 私が私自身をよく知らないということですか?
先生 自分に対する関心が低くなっていませんか。
私 私は毎日自分の気持ちを記録しているんですよ。
先生 まるで他人が書いたみたいな記録です。つらい時はどうしたって自分がいちばんつらいんです。それは利己主義とかじゃありません。例えば、どれだけ条件が良いところだって、そこに行くまでがいちばん良く見えるのです。仕事も学校も同じです。合格の瞬間は嬉しいけれど、それを過ぎれは不満が出てくるでしょう。初めから終わりまで、「ずっとここが好き!」なんてこと、ありえますか?他人からは羨ましがられても、当の本人はそうでないこともあります。だから「どうして私はポジティブでいられないんだろう」と自分を追い詰める必要などないのです。
他人にあわせることも大事だけれど
この「どうして私はこうなんだろう」
と考えるのはやめていいんだ
そう思いました。
「どうして正当化、合理化することに否定的なんですか?それは成熟した自己防衛の一種ですよ。自分の傷や決断について理由をさがすことですから」
そろろそGWも終わり、会社も始まります。
頭の中では、To do リストだらけ。
立場的に「私だって大変なんだ!」と
大きな声で言えないのですけれど。。。。
でも心の中で叫んじゃうこともあるかも。
個人的なつぶやきにお付き合いいただき
ありがとうございます。
ちょっと心が疲れたときに
おすすめの一冊です。