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【本】大丈夫、人生の曲線はいつも流動的だから

韓国の作品
「死にたいけどトッポッキは食べたい」
という本を読みました。
気分変調症に悩む著者パク・セヒさんが、
先生との対話で
自分に向き合うノンフィクション小説。

「幸せになりたいなら、次のようなことを怖れず、真正面から受け入れよう。私たちは常に不幸であり、私たちの悲しみや苦しみ、そして怖れには常に相応の理由がある。これらの感情を切り離しては、考えることなどできない」マルタン•パージュ『ある完璧な一日』

p4

この本を読みながら、
これ、私だ。。。。。と思うことが多々。

HPより抜粋

「今日はあれしなくちゃ」
「こうあらなければならない」
「○○とはこうあるべきだ」。。。。
他人の多様性は認めるくせに
自分自身の多様性は受けがたく、
両極端に考えている自分がいた

否定的な考えや、自分が拒否される原因は自分にあると考えたり、
他人と比べて足りないと思ったり。
何故他人の多角的な側面は受けれるのに、
自分自身のことになると受け入れられないんだろう。

特に自分かも?と思った箇所は下記でした。

先生  あなたも言ってみましょうよ。大変だと。
私  どうやって言えばいいか、わからないんです。
先生  他人を見ながら学ぶんですよ。みんな大変だというのだから、わかりますよね。セヒさんは、大変じゃない人まで、「大変でしょう?」と聞くような気がします。
私 (この時、涙が出た)私って、いい子ぶっていますね?
先生  いい子なんですよ。いい子なんだから、仕方がないです。
私  いい子というより、ただの馬鹿なんだと思います。
先生 「他の人よりは自分はまだましだ」と思うから、自分がつらくても言い出せないんでしょう。例えば、どこに行っても、みんな「ここも大変なんだから」と言うのかもしれません。でも、あなたは「ああ、あの子も大変なのに、私は気付かなかった」と自分を責めてしまう。他人を思いやるのはいいんです。関心を持つものいいでしょう。でも、まずは自分の心配をしないと。自分の気持ちが先です。友だちに話すのもいいですが、一緒に働いている職場の人に「私は大丈夫だから」で通すのはやめて「私はあなたに比べて肉体的には楽かもしれないけれど、ここも大変なんだよ」ということを伝えた方が、お互いにいいじゃないですか。
私   会社の人たちには話したことないですね。でもそれほどポーカーフェイスなわけでもないんです。感情をうまく隠せなくて。木曜日に会社を辞めたくなった時も、誰が見ても不機嫌な顔をしていたと思います。そんなんじゃ、みんなも声をかけられませんよね。
先生  普通に気分が悪いんだなと思うだけでしょうね。まずは、自分自身を知らなければ、解決できません。自分を知ろうとせずに、「どうして私はこうなんだろう」とばかり考えていてもダメです。
私  私が私自身をよく知らないということですか?
先生  自分に対する関心が低くなっていませんか。
私  私は毎日自分の気持ちを記録しているんですよ。
先生  まるで他人が書いたみたいな記録です。つらい時はどうしたって自分がいちばんつらいんです。それは利己主義とかじゃありません。例えば、どれだけ条件が良いところだって、そこに行くまでがいちばん良く見えるのです。仕事も学校も同じです。合格の瞬間は嬉しいけれど、それを過ぎれは不満が出てくるでしょう。初めから終わりまで、「ずっとここが好き!」なんてこと、ありえますか?他人からは羨ましがられても、当の本人はそうでないこともあります。だから「どうして私はポジティブでいられないんだろう」と自分を追い詰める必要などないのです。

p36-p38 から

他人にあわせることも大事だけれど
この「どうして私はこうなんだろう」
と考えるのはやめていいんだ
そう思いました。

「どうして正当化、合理化することに否定的なんですか?それは成熟した自己防衛の一種ですよ。自分の傷や決断について理由をさがすことですから」

p92

そろろそGWも終わり、会社も始まります。
頭の中では、To do リストだらけ。
立場的に「私だって大変なんだ!」と
大きな声で言えないのですけれど。。。。
でも心の中で叫んじゃうこともあるかも。

個人的なつぶやきにお付き合いいただき
ありがとうございます。
ちょっと心が疲れたときに
おすすめの一冊です。

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