写真を撮り始めて変わったこと【フォトグラファーの歩み#5】
2022年7月から始まった写真ライフ。
写真を撮り始めて以来、自分の内面や行動にいくつかの変化が起こったので
記事にしておこうと思う。
その変化は、フォトグラファーあるあるかもしれない。
写真を撮り始めて変わったこと
1.たくさん歩くようになった
車社会で暮らしており、仕事で身体を動かすことは少ないし
運動嫌いでもある。
歩くことは元々嫌いではなかったが
スマホでカウントされる歩数を確認してわかるぐらい、
明らかに歩く頻度が増えた。
風景やスナップ写真を撮る中で
「もっともっと良い被写体や景色を!」
と自分を追い込みながら歩き続けることが増えた。
気づくと思ったより遠くに来てしまい
慌てて引き返すという展開になることが多い。
2.本を読まなくなった
5年ほど前から本を読み漁っていたが
現在ほとんど読んでいない。最近何冊か購入し読み始めたものの
いつの間にか読まなくなって本棚に収まっている。
私にとって、本は心の栄養だった。
どう生きればわからなかった苦しみから
狂ったように本を読んでいたのだ。
小説はほとんど読まず、自己啓発本・ビジネス本
エッセイが中心で
「どう生きればいいのか、誰か教えて」
と渇望しながらページをめくっていたのだが
ようやく、自分が本当にやりたいことを見つけた。
それが「写真」だ。
そう気づいて以来、本を全く読んでいない。
本を読んでいた時間は、今では撮影と現像・カメラや
写真についての情報収集に充てられている。
読みたくなったらまた読めばいい。そう思っている。
3.景色をよく「見る」ようになった
今まで全然「見ていなかった」という事実に気づく。
目に映っていても「見えていない」。
認識していなかった、ということ。
人は、見たいものしか見えないのだ。
改めてそのことに気づく。
今では、車を運転する時にかなり気をつけるように
なった。
すぐに光の向きがどうかと気になり
街路樹の花の咲き具合を確認しようとしたりしたくなるが
見ないといけないのは「前」なのだ。
4.植物に詳しくなった
今まで、名前を知らないどころか
存在すら知らなかった花や木が数多くあるということに
驚愕した。
もちろん、沖縄育ちのためガジュマルやハイビスカスなど
超メジャー所は押さえていたつもりだった。
サンダンカという花があることや
トックリキワタがどんな花を咲かせているのかとか
雑草とも言われる、今まで目にしていた
花の名前がランタナ・アメリカハマグルマであるということなど。
なぜ知らなかったのかと今では思うぐらい、無知だったのだ。
写真を撮ることで、自然の美しさに出会い、人生がこんなに豊かになるのだ。ずっとそこにあったのに、やっと気づくことができた。
5.noteで発信する楽しさを知った
写真を撮り始めてしばらく経って
更新が止まっていたnoteをまた更新するようになった。
写真を始めたばかりの初々しい感じ(自分で言うが)を
残しておきたかったのと
誰かと写真が好きな気持ちを共有したかったからだ。
良いと思った風景や
写真のことに限らず考えていることを発信し
反応をいただきながら、
その反応はきっと共感していただけたのだなと
一人悦に入っている。
スキやコメントをいただいたり、マガジンへ掲載していただいたり
#みんなのフォトギャラリーに写真を共有してみたら
想像以上に多くの人に写真を使っていただけたりした。
誰かの心に触れたり
誰かの役に立てることが本当に嬉しいのだ。
気持ちを共有できることが嬉しいのだ。
まとめ
写真を真剣に撮り始めて、
人生が薔薇色に変化したというと言い過ぎだろうか。
でも、そう表現していいくらい、以前は暗闇の中にいた。
思考が変われば行動が変わる。行動することでまた思考が変わる。
うまく表現できないが、要するに写真を始めて以降
人生がどんどん楽しくなってきたのだ。
以前が楽しくなかったわけじゃない。
ただ、本当の自分を生きていなかった分どこかいつも息苦しかった。
今は、ようやく本来の自分自身を取り戻せた気がしている。
2023.01.14
Yukari(instagram→@evenin_calm)
撮影機材:LEICA SL2(メイン)・FUJIFILM X100V(サブ)