急に腰が痛くなり動けない!ぎっくり腰の対処法
こんにちは、熊本県熊本市西区の「やすたけ整骨院」院長の安武建です
「朝、仕事の支度をしている時に急に腰が痛くなった」
「掃除機をかけていたら、腰に激しい痛みを感じた」
「しゃがんで物を拾おうとしたら、そのまま立てなくなった」
突然、腰の痛みを感じて動けないといった経験ありませんか?
朝、仕事に行く準備をしていたら、突然腰が痛くなり動けなくなった。出勤の時間は、迫っているのにどうしよう!こんな日に限って、起きるのが遅くて時間があまりない。
職場に電話したら何とか出勤時間を遅らせることもできるかもしれません。しかし、取引先との商談が入っていたりすると、時間に遅れるわけにもいかず、何とかして時間を守らないといけません。気持ちは焦るけど、体がついていかない。
そんな緊急時にどうしたらよいのか、その対処法を書かせていただきました。
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰とは急に起こる腰の激しい痛みの総称で、正式には「急性腰痛症」といいます。
日常生活の何気ない動きをした時に、腰を支える筋肉や関節を痛めて起こります。
突然身動きが取れなくなることから、別名「魔女の一撃」とも呼ばれています。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の主な原因は、腰周辺の筋肉や靭帯が急激に負担を受けることです。
以下のような状況が引き金となることが多いです。
無理な姿勢や動作
・重い物を急に持ち上げたとき
・体をひねる動作をしたとき
筋肉の疲労や硬直
・長時間の同じ姿勢(デスクワークや運転など)
・日頃の運動不足による筋力低下
寒さやストレス
・寒い環境で筋肉が硬くなる
・ストレスによる体の緊張
体のバランスの乱れ
・骨盤の歪みや姿勢の悪さ
ぎっくり腰は原因が一つではなく、これらの要因がいくつか重なることで起こりやすくなります。
ぎっくり腰になった時の対処法
① まずは安静を保つ
痛みが強い場合、無理に動こうとせず、痛みが落ち着くまで楽な姿勢で休む。少し休んで落ち着いたら、動かせる範囲で体を動かす。
② 冷やすか温める
・患部が熱い場合:熱感がある時は炎症が起きている可能性があるので冷やしてください。ズキズキと刺すような痛みを感じる時は、炎症が起きていることが多いです。
・患部が熱くない場合:温めると血流が良くなり回復が早くなります。患部やお腹をカイロなどで温めると動きやすくなります。
③ 無理をしない
急なストレッチやマッサージは逆効果になることもあるので注意してください。
④ コルセットを使用する
コルセットをすることで、腰が安定し、負担がかかる動きを制限してくれます。
⑤ ぎっくり腰に効果的なツボを刺激する
ぎっくり腰の場合、直接患部を刺激すると、かえって悪化する可能性があります。腰に関係するツボを刺激することで、症状を緩和します。
腰腿点(ようたいてん)のツボ
腰腿点(ようたいてん)のツボは手の甲の2ヶ所にあります。
・人差し指と中指の骨が交差する場所の内側
・薬指と小指の骨が交差する場所
ぎっくり腰の痛みが出ている側の腰腿点(ようたいてん)を2ヶ所刺激しましょう。
委中(いちゅう)のツボ
委中(いちゅう)のツボは、ひざの真裏にあります。
ひざ裏の横しわのちょうど中央部が委中(いちゅう)のツボにあたります。
両手でひざの裏を持ち、人差し指や中指で気持ちよく感じる部分を押しましょう。
ツボの押し方
1回20秒くらいを目安に押し続けて、20秒たったらパッと離すというイメージで行ってください。
何度か繰り返していると、何とか体が動けるくらいになってくると思います。
※腰腿点に関しては少し強めに、委中は気持ちよく感じる強さで押してください。
最後に
ぎっくり腰は初期に適切な対処をすることが大切です。症状の強さによりますが、今回の内容を実践していただくと、早期の症状改善が見込めます。
もし、なかなか症状が治まらない、痛みが強く動けない場合は、すぐにお近くの専門機関の受診をおすすめします。
当院でも対応しておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
大事な行事やお仕事があり、痛みが出てもすぐに治療に行けないことも多いです。そんな時に、このブログの内容がお役に立てれば幸いです。
(監修:柔道整復師 安武 建)