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【勉強の哲学】なぜ勉強するのか?

なぜ勉強するのか?

これは、子供から大人まで、誰もが抱く問いだ。

それは、端的に言ってしまえば、

生存戦略であると思う。

われわれは、自己と種の保存に方向づけられているとすれば、そのためには、外部環境である<世界>に適合しなければならない。

そこで理解すべきは、世界がどうなっているのか、さらに、どう変化していくのか?ということ。

なぜ勉強するのか、といえば、世界について理解するため。

教科書に限らずあらゆる本など言語をベースのテキストは、カオスである<世界>を言語を基に記述した(パターン化した)ものである。

自分の周囲何キロかの範囲を理解するだけでは足りない。世界中の人間の活動、さらには環境変化が少なからず自分に影響がある。

その中でも影響の大きいものを勉強するのが優先。

この理解の範囲をどんどん広げることで、外部環境理解のレベルは高まる。

常に未知で制御できない外側がある限り、この営みはとまらない。

だから中国共産党も、「宇宙」ということを言い出さないといけない。

最終的な党の着地点は、党の生存が脅かされない状況をつくることにほかなりません。これは、党が世界や宇宙すべての組織の支配権を獲得するまで続くという肥大化する組織の未来を描きます(中川コージ.『巨大中国を動かす紅い方程式 モンスター化する9000万人党組織の世界戦略 』)

しかし、

言語で世界を把握するのは原理的に不可能。

なぜなら、言語とは、複雑なものを、パターン化することで成り立つから。(ソシュールのいうラング、シンボル化能力)

言語で世界を把握することは、構造上実現することはできないが、それでも、勉強して、少しでも前進する。

これが勉強の本質。


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